「本日は暑い中、ありがとうございます。父、千葉真一の三回忌法要に来てくださり、深く感謝しております」──。8月19日、東京・新宿区の大願寺で千葉真一さん(享年82)の三回忌法要が行われ、海外に滞在中の長男・新田真剣佑(26才)と、仕事の都合で参列できなかった次男・眞栄田郷敦(23才)の言葉が読み上げられた。
日蓮正宗の寺院で行われた法要は厳粛な雰囲気で執り行われ、千葉さんが主宰した「ジャパンアクションクラブ」の代々の教え子や、故人と縁のある人たちが祭壇に手を合わせた。会場の涙を誘ったのは、千葉さんの愛弟子が天国の師匠に向けて語りかけたメッセージだった。
「千葉さんが亡くなられてからの2年の間に真剣佑がハリウッドでデビューし、郷敦は大河ドラマに出演して知名度を上げました。2人とも結婚し、どちらにも子供が生まれました。千葉さんに見ていただきたいことだらけでしたが、きっと天国で目を細めてくださっていることだと思います」
昭和と平成を代表する大物俳優の千葉さんが、新型コロナウイルスの感染による肺炎で亡くなったのは2021年8月。数々の映画の構想を抱えたまま、志半ばの急逝に2人の息子も大きなショックを受け、無念を募らせていたという。
「真剣佑さんと郷敦さんは生前の千葉さんに交際相手を紹介し、それぞれのパートナーと共に両親とバーベキューを楽しんだこともありました。千葉さんは息子たちが連れて来た女性をひと目で気に入り、彼女たちに『マッケンをよろしく』、『ゴードンのことを頼む』と優しく語りかけていたそうです。2人の結婚を心待ちにし、孫の顔を見る日を何よりも楽しみにしていたと思います」(千葉さんの知人)
2人は今年1月の千葉さんの誕生日に同時に結婚を発表。7月下旬に郷敦の第1子が生まれたことは本誌『女性セブン』既報通りだが、実は数日と違わず米国・ハワイに滞在中の真剣佑にも第1子が誕生していた。現地のコーディネーターが明かす。
「7月下旬にホノルルの病院で無事に生まれ、退院後にご夫婦で仲睦まじくビーチを散歩する姿も目撃されています。真剣佑さんに寄り添う奥さんはすっかりお元気そうな様子で、赤ちゃんを抱っこする真剣佑さんはうれしそうなパパの顔そのものだったとか。ハワイを選んだのはご夫婦かねての希望で、気候がよく医療水準の高い現地で出産する計画を以前から話し合っていたそうです」
真剣佑は今年4月に公開された映画『聖闘士星矢 The Beginning』で、父の念願でもあったハリウッド映画の主演デビューを果たし、8月末からNetflixで配信される『ONE PIECE』にゾロ役で出演することも大きな話題を呼んでいる。
「郷敦さんは海外で活躍する兄の姿を見て『すげえな。やっぱり、スター気質で天才なんだろうな』としきりに感心していました。結婚も話し合った上で同時に発表したほど仲のよい兄弟ですが、出産も同時期だったことは奇跡としかいいようがありません」(前出・千葉さんの知人)
近く兄弟は2人揃って千葉さんの墓前に“孫”の誕生を報告する予定だという。
※女性セブン2023年9月7日号