慶応高校が決勝戦で仙台育英を下し、107年ぶり2回目の優勝を果たした今年の全国高校野球選手権大会。慶応の応援マナーについてネガティブな意見もある中で、炎上騒ぎに発展したのが慶応高校野球部OBのTBS井上貴博アナ(39才)だ。
井上アナは8月26日、TBSラジオ『井上貴博 土曜日の『あ』』に出演。甲子園での慶応の応援に言及した。
決勝戦では、三塁側に陣取って大いに盛り上がっていた慶応の応援団。仙台育英の攻撃中も、アウトを取るたびに歓声が上がり、マナー違反なのではないかとの声もあった。また、仙台育英の選手が外野フライを落球する場面があったが、そこでは慶応の応援団の歓声によって、仙台育英の選手同士の声がかき消され、連携ミスになってしまったと言われる。
そういった状況について井上アナは「外部OBがはしゃぎすぎ」などと、自分を含めて、大騒ぎをしたOBに苦言を呈した。さらに、「選手にその矛先を向けるのは違うと思う」「慶応だからとか、選手を批判する権利はない」などと、涙ながらに訴えたのだ。
また、仙台育英の落球については、甲子園の舞台で応援で選手同士の声がかき消されるのは当たり前であり、仙台育英の選手もそれを想定して高いレベルで練習していると主張。「仙台育英なめんなよ」と強い言葉で、仙台育英の選手をフォローした。
慶応OBとして熱く語った井上アナだが、ネットでは、
〈そもそも、ニュースのコメント欄などを見る限り選手を責めてる人はいませんでしたが…〉
〈井上さんは客観性が求められるマスコミの立場を完全に逸脱していたね〉
〈アナウンサーという中立な立場で涙を流したり特別に力説するのはいかがなものでしょう〉
〈公共の電波を使って母校愛を語っていると捉えられても仕方がない内容。キー局のアナウンサーたるもの、自身の冠番組とはいえ公私混同はやめていただきたい〉
など、かなり厳しい意見が寄せられている。
選手を責めたのは誰なのか
「井上アナが母校の活躍に興奮するのはわかりますが、さすがにラジオで大号泣というのはドン引きですね」。そう話すのは、とあるベテラン芸能記者。もっとも気になったのは、「選手にその矛先を向けるのは違うと思う」という発言だったという。