サウナ事業をメインに展開する2歳年下の実業家・北村功太氏と結婚したことが報じられていた“こじるり”こと、タレントの小島瑠璃子(29)が8月21日、自身のインスタグラムで妊娠したことを発表した。
インスタグラムでは〈今回二人で産婦人科に通い、検査を重ねながら先生方のご指導のもと妊娠する事ができました〉と不妊治療をしていたことも綴り、「計画的な妊娠」だったと明かした。
かねて「中国留学」を希望していたこじるり。若い女性にカリスマ的な人気を誇るファッションブランド『Ameri VINTAGE』のデザイナーの黒石奈央子さんがInstagramで彼女と上海で会っていたことを明かしたことで、すでに中国に渡航していることが判明した。昨年8月には芸能活動を休止して中国の大学に留学することを発表したものの、コロナ禍や世界情勢などの影響でやむなく延期となっていたが、出産前に渡航を済ませていたようだ。
このまま現地で子供を生むことになればどうなるのか。現地での出産・子育てなどについて、中国事情に詳しいジャーナリストの西谷格氏はこう話す。
「まず上海での出産費用は、6000元から1万元(日本円で約12万円から20万円)が相場で、日本での出産の平均費用50万円に比べるとだいぶリーズナブル。また、中国で出産した場合、『月子(ユエズ)』と呼ばれる産後ケアの期間を1か月ほど取ることが一般的で、その間は『月子中心』というホテルのような場所でゆっくり過ごせるなど、出産に際してのケアはしっかりしています。
さらに出産後、自宅では家政婦を雇って面倒を見てもらう人も多くいます。中国社会は乳幼児が泣いたり騒いだりすることに比較的寛容で、子供好きや世話好きな人も多いため、日本よりも人に頼りやすい環境にあると言えるかもしれません」
無事、出産を終えた後はいよいよ大学に通うこととなるだろう。
「中国では大学に通いながらの子育ては極めて珍しく、学生寮への入居なども難しくなると思われます。しかし、都市部には0歳から入れる保育園もあり、ベビーシッターなどは日本より安価に依頼できる。言葉や文化の壁さえクリアできれば、意外と問題なく乗り切れるのではないでしょうか」(同前)
こじるりの「中国留学」の最終目的は現地での芸能活動だ。日本では小倉優子や辻希美らをはじめとした「ママタレ」が大人気だが、現地ではどうなのか。
「中国ではこれまで芸能人は“親しみやすさ”を求められておらず、日々の生活を明かしたりする人があまりいなかった。なので“ママタレ”という分野があまり根付いていません。ですが、最近では中国国内版TikTok『抖音(ドウイン)』で1535万フォロワーを持つインフルエンサーの林怡倫(リン・イー・ルン)が日々の子育ての様子を投稿して人気を博すなど、様相は変わってきている。
日本のベビー用品は中国で非常に人気が高いので、そうした日本の商品を紹介するインフルエンサーとして小島さんもブレイクできるのではないでしょうか。まだ人数が少ないからこそ“ママタレ”界隈は未開拓市場。中国での“第一人者”になれる可能性も秘めていると思います」(同前)
中国でも「こじるり無双」となるか。
※週刊ポスト2023年9月8日号