波瀾万丈の人生を送ってきた中村玉緒(84)の晩年の様子が明らかになった。『女性自身』(8月22日発売号)によると、玉緒は今年2月に仕事先の名古屋で転倒、背骨を圧迫骨折する大怪我を負い、現在は老人ホームに入居しているという。
「怪我がきっかけで痩せ衰えてしまい、寝たきりで過ごす日々もあると報じられています」(スポーツ紙記者)
玉緒といえば夫・勝新太郎の死去で遺された借金12億円を背負い、2019年には長男で俳優の雁龍も急性心不全で逝去(享年55)。2020年には個人事務所の社長を務めていた長女が体調不良で車いす生活になり、“逆介護”の日々を送ることに。
「『一卵性母娘』とも言われるほど仲の良い親子でしたので、献身的に長女を支えていました。ただ、昨今はその長女とも距離があり、玉緒さんの老人ホームに長女が見舞いに訪れることもないそうです」(同前)
現在は老人ホームで孤独に暮らしているという玉緒。なぜ家族と溝ができたのか。芸能関係者が語る。
「雁龍さんの死去以後、玉緒さんと長女の言い争いが増えたそうです。玉緒さんは長年にわたり雁龍さんを経済的に支援してきたのですが、亡くなる2年前に援助を打ち切った。結果、彼は孤独死のような形で亡くなりました。長女は母に最後まで援助するよう求めていたといいます。2020年には長女が玉緒さんの個人事務所社長を辞任し、『勝プロダクション』を立ち上げました。それに前後して、玉緒さんは母子で暮らしていたタワマンを退去して一人暮らしを始めた」
こうした複雑な経緯もあり、「玉緒さんは長女を頼れないのではないか」とこの芸能関係者は推し量る。
「ここ数年、仕事とよべるようなものはYouTubeチャンネルの更新くらいで、セミリタイヤ状態でした。この年齢での背骨の骨折と介護施設入りとなると、復帰はなかなか難しいのかもしれません。いよいよ芸能活動は引退となるのではないでしょうか」(同前)
※週刊ポスト2023年9月8日号