安倍晋三・元首相の一周忌が終わり、一区切りがついたのか、昭恵夫人は徐々に元気を取り戻しつつあるようだ。7月17日からは4日間かけて台湾を訪問。台北の総統府を訪れ、蔡英文・総統と面会したことが日台両国で大きく報じられた。8月に入ってからは大東亜戦争全戦没者慰霊団体協議会の会長に就任したことや、靖国神社を参拝したことを自身のSNSで発信するなど「社会活動」を積極的に行なっている。そんな彼女が8月6日、意外なところで目撃されていた。イベント参加者はこう話す。
「パフォーマンス集団『電撃ネットワーク』のリーダー・南部虎弾さん(72)のバースデーイベントです。『南部虎弾生誕祭』と銘打たれたイベントは歌舞伎町のブライダル会場を借り切って行なわれ、参加費は自由席が飲み放題付き8000円、VIP席が食事と飲み放題付きで15000円でした。
南部さんは電撃ネットワークのメンバーたちとおなじみの体を張った過激な芸でステージを盛り上げました。他にも、彼らと普段から親交の深いお笑い芸人の鳥肌実さん(53)、お笑いコンビ『たんぽぽ』の白鳥久美子さん(41)と結婚したことで知られるお笑い芸人のチェリー吉武さん(42)、レイパー佐藤さん(55)らがステージに上がり、観客を沸かせていました。
会場はテーブルや椅子などのインテリアは白いもので統一され、花や小物は緑で統一されるなどまるで結婚式のようで、トイレットペーパーのロールがライブの銀テープさながらに打ち上げられたりと、イベントは華々しいものでした」
チケットは早々に売り切れとなり、立食で320人ほどが入る会場は超満員。そんな中に昭恵夫人は“お忍び”で現われたのだという。
「当日は、ステージに立つゲストとは別に、俳優の赤井秀和夫妻などもプライベートで参加していました。その中で昭恵さんは、壇上に立つことはもちろん、マイクで自分が紹介されることも、事前に固辞していたそうで、目立たないようにされていました。参加客の中でも気づいた人はほとんどいなかったそうです」(同前)
過激なパフォーマンスで知られるお笑い芸人と元ファーストレディーとは意外な組み合わせだが、2人にはどういった接点があったのか。芸能関係者が言う。
「昭恵さんは、かねてから日本国内にこだわらず、世界に進出し裸一貫でショーを成功させていく南部さんを『すごい!』と尊敬しており、大ファンだった。2014年6月からスタートした自身のインターネットの配信番組『首相公邸CH. 安倍昭恵の幸せのカタチ』の第1回目のゲストに南部さんと電撃ネットワークのメンバー・ダンナ小柳さん(55)を迎えたことから交流が始まったそうです。
リーダーの南部さんとは、それ以降個人的に親交を深めており、『桜を見る会』には毎年招待していました。安倍元首相の死後、派手なパーティーへの参加は控えていた昭恵さんですが、南部さんの一大イベントのため、駆けつけたのではないでしょうか」
※週刊ポスト2023年9月8日号