スポーツ

【全文公開】亜希と清原和博、次男の甲子園優勝直後の家族写真 「子供たちに背中を押されて」葛藤と再生の2700日

車を降りる勝児さんと亜希と清原

車を降りる勝児さんと亜希と清原

 8月下旬の夕方、都内の高級中華料理店で、ある家族の祝勝会が行われた。亜希(54才)と清原和博(56才)の元夫婦に挟まれ、店へと入るのはこの夏を席巻した“ヒーロー”だ。

「その夜は、知人を招いて次男・勝児さん(18才)の甲子園優勝を祝ったそうです。亜希さんも清原さんも、連日甲子園に通って声援を送っていました。父子で甲子園優勝は史上初の快挙でした。ただ、少し前まではこんなふうに家族で食事をするなんて、考えられませんでした。家族は完全に壊れていましたから」(亜希の知人)

 崩壊した家族に笑顔が戻るまでの2700日もの道のりは、平坦ではない上に、途方もなく長かった──。

 慶応高校の優勝で幕を閉じた夏の甲子園。幾度となく訪れた苦しい試合の展開で、控えメンバーながら要所で登場し、球場の空気を一変させたのは勝児さんだった。「バッターは清原くん」とウグイス嬢がコールすると、聖地に駆けつけた高校野球ファンは異様な盛り上がりを見せていた。

「父親が清原和博でよかったと思うことはあるか?」

 報道陣からそう問われた勝児さんは、一瞬の逡巡の後、次のように答えた。

「息子じゃなかったら経験できないことをさせてもらった。よくも悪くも感謝したい」

 その「よくも悪くも」という言葉に、家族が抱えてきた複雑な思いが凝縮されていると言っていい。

 人気モデルとして活躍していた亜希が、球界を代表するバッターだった清原と結婚したのは2000年のこと。亜希は仕事をセーブし、体が資本である夫のケアに専念した。2002年に長男・正吾さん(21才)、2005年に勝児さんが生まれ、理想の家庭を築いていた。だが、2008年に清原が現役を引退すると、幸せな日々が一変した。引退の翌年、清原と銀座のクラブママとの不倫旅行が報じられた。

「現役時代に“番長”と呼ばれた清原さんは、後輩を引き連れて一晩で500万円分も飲み倒したことがありました。引退しても、その傍若無人なスタイルは変わらなかった。飲み歩いた末、朝方帰宅することも頻繁だったそうです。

 そんなときに亜希さんが苦言を呈すと、お酒が入っている清原さんは手がつけられなくなる。急に暴れ出して、バットで自宅の壁に大穴を開けたことも。亜希さんは恐怖の一方、子供たちを不安にさせないために、その穴の上に子供たちが描いた絵を貼って隠したこともありました」(前出・亜希の知人)

 荒れる夫の更生を願い、リビングのテーブルの上に「夏休みはお父さんにたくさんバッティングを教えてもらいたい」と、当時小学生だった正吾さんが書いた手紙を置いたこともあった。だが、亜希の望みは叶わなかった。それどころか、事態はさらに悪化する。2014年3月、『週刊文春』に清原の「覚せい剤中毒疑惑」が報じられた。

「これ以上は一緒に暮らせないと考えた亜希さんは子供たちと家を出て、その年の9月に離婚しました。この時点では“完全決別”ではなかった。ただ、離婚後、清原さんが息子たちと会えるのは、少年野球の練習や試合のある日曜日のわずかな時間だけ。もちろん、亜希さんもグラウンドに足を運んでいるわけですが、会話することはなく、お互いの存在に一切気づいていないように振る舞っていました」(前出・亜希の知人)

関連記事

トピックス

「複数の刺し傷があった」被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと、手柄さんが見つかった自宅マンション
「ダンスをやっていて活発な人気者」「男の子にも好かれていたんじゃないかな」手柄玲奈さん(15)刺殺で同級生が涙の証言【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場(時事通信フォト)
「日本人は並ぶことに生きがいを感じている…」大阪・関西万博が開幕するも米国の掲示板サイトで辛辣コメント…訪日観光客に聞いた“万博に行かない理由”
NEWSポストセブン
ファンから心配の声が相次ぐジャスティン・ビーバー(dpa/時事通信フォト)
《ハイ状態では…?》ジャスティン・ビーバー(31)が投稿した家を燃やすアニメ動画で騒然、激変ビジュアルや相次ぐ“奇行”に心配する声続出
NEWSポストセブン
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
《朝ドラ初出演のソニン(42)》「毎日涙と鼻血が…」裸エプロンCDジャケットと陵辱される女子高生役を経て再ブレイクを果たした“並々ならぬプロ意識”と“ハチキン根性”
NEWSポストセブン
4月14日夜、さいたま市桜区のマンションで女子高校生の手柄玲奈さん(15)が刺殺された
「血だらけで逃げようとしたのか…」手柄玲奈さん(15)刺殺現場に残っていた“1キロ以上続く血痕”と住民が聞いた「この辺りで聞いたことのない声」【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン