107年ぶりの慶応高(神奈川)の優勝で“慶応フィーバー”に沸いた甲子園。なかでも注目されたのが、「一番・中堅」として活躍した丸田湊斗だ。走攻守三拍子揃った好選手で、仙台育英との決勝戦では史上初の先頭打者ホームラン。「美白プリンス」と呼ばれる端正なルックスと相まって一躍、時の人となった。
さらに丸田の熱い夏は終わらず、明徳義塾高(高知)の馬淵史郎監督が率いる高校日本代表にも選出された。8月30日には息つく間もなく「U-18野球ワールドカップ」台北大会へと向かった。一挙手一投足が連日メディアにも取り上げられているが、そうした環境の変化に伴って不穏な動きも起きているようだ。
甲子園後は「芸能人並のフォロワー数」に
実は台湾に向かう直前、丸田は自身のInstagramのストーリーズで真っ黒な背景に白い文字で書かれた“抗議文”を投稿していた。
〈このアカウント以外は全て偽アカです。サブアカも作りません。〉
こんな物々しい投稿をするとは一体、何が起きたのか。スポーツ紙記者が言う。
「丸田くんのSNSは甲子園が始まる前までは、フォロワーが約1000人程度だったのが、今や6万4000人(8月31日時点)とちょっとした芸能人レベルです。ほとんど投稿はしていなかったようですが、甲子園後には仲間との写真を何枚かアップしていました。ただ、多くの人がSNSを検索するようになったからか、丸田くんを名乗る『偽アカウント』が現われるようになったんです。
純粋に丸田くんを応援する気持ちで作られたアカウントとは限らず、なかには丸田くん目当ての女性を“釣る”ためのナンパ用のアカウントまで出てきた。本人も自分を利用して悪事を働こうとする輩が出てきたことに困惑して抗議をしたということでしょう」
丸田の“代名詞”となった白い肌には似合わない「真っ黒な背景の投稿」。高校生を利用する闇にはくれぐれも気をつけてほしい。
※週刊ポスト2023年9月15・22日号