9月4日発売の「週刊ポスト」は、原発処理水の海洋放出を機に正体を見せた中国の横暴と無知を明らかにする。IAEA(国際原子力機関)はじめ専門家が予想したとおり、放出後も日本の海も水産物もなんら危険がないことが判明しているが、その日本産食品に難癖をつけて禁輸にした中国の水産物こそ“食品テロ”だと判明した。ほか、相続をめぐる法改正の「大ピンチ」、国会議員の“つかみ金”である文通費(調査研究広報滞在費)がいかに濫用されているかなど、国民が知っておくべきスクープ情報が満載です。
今週の見どころ読みどころ
◆大腸菌まみれのマグロほか日本の食卓を汚染する中国猛毒水産物「恐怖リスト」
中国から輸入される食品から毒物が見つかる例はいまだ多いが、輸入業者を取材すると、「最近ひどくなった」という看過できない声も上がった。水際で検査されるのは1割以下だから、実際には多くの毒食品が食卓に上がっていることになる。生食用の水産物から大腸菌が検出される例は特に多く、それ以外にも禁止薬物や細菌など、摂取すれば健康を害する物質が出るわ出るわ。直近の違反事例をリスト化した。
◆バスケ観戦→首里城観光→休日→「これは遺憾だ」 岸田首相のバカ外交センス
中国が経済戦争を仕掛け、現地では日本人学校が襲撃されているにもかかわらず、“外交の岸田”はのんびり週末を過ごしていた。しかも対中施策は福島産の刺身を食うパフォーマンスだけ。政治評論家の有馬晴海氏は、「外交の岸田など、しょせんは安倍元首相の伝書鳩だっただけ」と喝破した。
◆「食いたくねぇなら結構」――福島の漁師のほうがずっと「戦う姿勢」だった
中国からの禁輸や嫌がらせ電話の標的になった福島の漁港を訪ねると、漁師たちは毅然とした態度で嫌がらせに対処していた。慢性的な食糧難に苦しむ中国にとって日本の水産物は命綱。しかも富裕層ほど「日本産のほうが美味しくて安全」と知っているから、禁輸を続ければ国内の不満が爆発するだけだと知っているのだ。政府と与党よりずっと外交センスが光っていた。
◆転んでもタダでは起きない――全米が注目する大谷翔平「三刀流復帰プラン」
投打に活躍する姿はもう見られないのか……日本とアメリカのファンが落胆するなか、現地では驚くべき三刀流プランが取り沙汰されている。投手としては肘への負担が少ないクローザーとして復帰し、強肩を活かして外野手を兼ねるというのだ。特大ホームランを打って、レーザービームで捕殺、さらに盗塁を決めて最後はマウンドへ……そんな夢のような試合が実現するかもしれない。
◆日本維新の会「文通費公開」でわかった「羽毛布団まで税金丸抱え」
国会議員に毎月100万円も支給される調査研究広報滞在費(旧・文通費)。使途の公表すらされないため国民の批判が高まったが、自公はじめ各党は、制度改革と言いながら名称変更した程度でお茶を濁して利権を温存した。日本維新の会は独自に使途を公開しているが、それを子細に調べると、羽毛布団やiPad、着物レンタル代などに使われていた。それどころか、こちらも議員特権として批判の集まる豪華議員宿舎の家賃に使う議員も多数いた。公表している議員ですらこれなのだから、他党のセンセイたちがどんな“調査研究”に使っているかは推して知るべし。国民に増税を押し付ける前に、こんな制度は今すぐ廃止しろ!
◆「アレ」へ最後の試練を迎えた岡田彰布・阪神監督が名将になれたワケ
「そらそうよ」「おーん」など独特な岡田節でファンとメディアを沸かせる岡田氏は、1996年にオリックスでコーチに就任して指導者としてデビューした。当時の仰木彬・監督や阪神に招いた吉田義男・監督、そしてソリが合わなかったという野村克也・監督らから学んだ必勝哲学の系譜を元同僚らが証言した。
◆DeNAバウアーが処理水放出直後に「福島から応援メッセージ」発信の大和魂
これまでも広島で原爆ドームを訪れるなど日本文化の理解に努めてきたバウアーが、処理水放出直後にわざわざ福島を訪れ、国内外に向けて「力を合わせて一緒に乗り越えよう」と訴えた。アメリカからも賞賛コメントが届くなど注目された剛腕の心意気に拍手!
◆<総力10ページ>相続の「大ピンチずかん」
絵本関連の賞を総なめにした『大ピンチずかん』は子供が陥りやすい失敗をコミカルに描いて人気を博しているが、大人にとっては相続ほど「大ピンチ」が起きやすい場面はない。遺言書の内容が……、親に隠し借金が……、なんと隠し子が現れた……、預金口座がわからない……、そんなピンチの起きやすさと危険度を数値化し、対処法をまとめた。
◆<保存版>夢のベスト4に挑むラグビー日本代表「グラビア選手名鑑」
9月8日に開幕するワールドカップに出場する代表選手たちの特徴と見どころを完全網羅。さらに対戦相手の攻略法、元代表の田中史朗、中島イシレリからの熱いメッセージも。これを片手に観戦すれば、誰でもラグビー通になれる。
◆大ヒットドラマ『VIVANT』の最強監督はラグビー高校日本代表の「ジャイさん」
「ドラマのTBS」が久しぶりに面目躍如の大ヒットに沸いている。堺雅人、阿部寛、役所広司といった豪華キャストや1話1億円ともいわれる制作費が注目を集めるが、それらを可能にしたのが福澤克雄・監督の存在だ。役者陣との関係や局内での信頼を築いていた同氏は、福澤諭吉の玄孫で、かつてラグビー高校日本代表にも選ばれた巨漢の傑物だった。
◆世界が注目する「累進配当」に舵を切った日本版「配当貴族」銘柄27
株主還元にシビアな欧米の市場では、かつての「安定配当」では投資家を集めることが難しくなり、いまや毎年増配することを目指す「累進配当」が企業の評価指標になっている。そんな銘柄を「配当貴族」と呼ぶ。海外投資家を惹きつけたい日本企業にもその動きは派生してきた。投資のプロが日本市場で期待できる「配当貴族」27銘柄を厳選した。
◆スマホ4社戦争で崖っぷちに立った楽天・三木谷は転落するか這い上がるか
社運を懸けたスマホ参入で赤字を膨らませる楽天だが、三木谷浩史・社長はファイティングポーズを崩していない。新たなローミング契約、喉から手が出るほど欲しかったプラチナバンドの電波帯獲得、契約獲得の秘策など、動き始めた新戦略をジャーナリスト・大西康之氏がリポートする。
◆専門違いの名医2人が編み出した「高血圧と腰」を同時にケアする新メソッド公開
ともに国民病と言える高血圧と腰の痛みに同時に効くストレッチや生活習慣を公開する。それぞれの専門医がそれぞれの観点から考察し、どちらにも良いメソッドが生まれた。腰と血管が元気なら「ぴんぴん100歳」も夢ではない。
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