自宅で大麻を所持したとして、大麻取締法違反(所持)の罪に問われた俳優・永山絢斗被告(34)に東京地裁は懲役6か月、執行猶予3年を言い渡した。逮捕の直後に公開予定だった映画が予定通り公開されるなど作品への影響は最小限に抑えられていたとみられていたが、撮影済みのドラマがお蔵入りになり、キャストを変更して再撮影するという大トラブルが起きていたことがわかった。
人気俳優の逮捕となると影響は多方面にのぼる。なかでも関心が集まるのが出演作の扱い。永山被告も例外では無く、逮捕の2週間後には出演する映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』の公開が迫っていた。永山被告の役は作品の肝を握るだけに製作陣も対応に追われたが、映画は予定通りに公開された。
「『東リベ2』が公開されたので永山被告の逮捕は影響が少なかったという印象です。出演した過去の作品についてはNHKやWOWOWが配信停止にしたが、今後の収録について発表されているものだと来年1月放送開始の大河ドラマ『光る君へ』を降板したくらい。撮影もまだ始まっていなかったので現場への混乱は防げた」(スポーツ紙記者)
だが、永山被告をよく知るテレビ業界関係者は、永山被告の逮捕で作品が撮り直しの大騒動が起きていたと指摘する。
「今年11月からWOWOWで放送される連続ドラマ『OZU~小津安二郎が描いた物語~』に永山被告は準主役として出演予定でした。このドラマは WOWOW も力を入れていて、各話人気俳優を主役に置いていたので、収録も早くから行なわれていた。そのため永山被告の撮影も多くが終わっていたんです。キャストを公開する直前での逮捕だったので、世間には知られていませんが、各事務所、出演俳優が対応に追われる大騒動になりました」