東京・練馬区立三原台中学校の校長・北村比左嘉容疑者(55)が、元教え子の女子生徒のわいせつな画像が保存されたビデオカメラを所持したとして児童ポルノ禁止法違反で逮捕された。
「被害者はかつて北村容疑者が勤務していた中学校の女子生徒です。昨年11月、都が設置した教職員による性暴力の相談窓口に、被害女性が匿名で『過去にわいせつ行為を受けた』と連絡して発覚。警視庁が北村容疑者の自宅や車、学校を家宅捜索したところ、校長室の机の中から、生徒の裸や下半身を触るなどのわいせつな画像、動画が保存されたビデオカメラを発見した。画像、動画の内容からして北村容疑者本人が学校内でわいせつ行為をし、その様子を撮影したものとみられています。ビデオカメラにはこの被害女性以外の女性の画像、動画も確認されていて、ほかにも被害者がいるとみられている」(全国紙社会部記者)
2019年から同校の校長を務めていた北村容疑者は、教育者としてエリート人生を歩んできた。偏差値70超の都立西高校から1浪して東京学芸大学教育学部に進学した。北村容疑者の高校時代の友人はこう明かす。
「北村は高校時代から将来教師になると言っていて。現役で他の有名私立大に受かっていたはずだけど『どうしても東京学芸大の教育学部じゃなきゃいけない』と浪人したと記憶しています。とても真面目だけど、その一方でこだわりも強い人。高校時代、彼女はいなかったけど、『某有名少年漫画のヒロインのような子と付き合いたい』と言って笑いをとっていた」
大学卒業後、都内の中学校に理科の教師として赴任。その後、都内の中学校を幾つか転任し、前任の中学では副校長、2019年に現在の練馬区立三原台中学校 に赴任し、校長に就く。今年の全国中学校理科教育研究会の事務局長を務めるなど教師の“出世街道”を歩んできた。10年ほど前、北村容疑者に理科を教わったことがある元教え子がこう語る。
「北村先生の理科の教え方は上手いと評判でした。僕ら若者に流行している話を授業に織り交ぜて教えてくれるので覚えやすかった。また、僕が教えてもらっているときは進路指導主任を務めていて、“なぜその高校に行きたいのか”“将来どうなりたいか”に真剣に向き合ってくれた。不登校の子の家にも通ったり、熱心な先生。良い思い出しかなかったので、困惑している」