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【海外で「マッケン」浸透】新田真剣佑『ONE PIECE』で見せた父・千葉真一譲りのアクションが世界で高評価

世界に羽ばたいた新田真剣佑(右=千葉真一さん/時事通信フォト)

世界に羽ばたいた新田真剣佑(右=千葉真一さん/時事通信フォト)

 世界に認められたアクション俳優・千葉真一さん(2021年没)の長男・新田真剣佑(26)がついに世界に羽ばたいた。

 Netflixのオリジナルドラマ『ONE PIECE』が世界中で大ヒットしている。8月31日に世界同時配信されて以降、わずか4日間で1850万回再生を記録し、世界93か国でトップ10入りを果たす好発進を切った。これはNetflixのなかでも過去最高水準の数値だという。人気漫画家・尾田栄一郎氏による同名マンガを実写化した本作だが、作中唯一の日本人俳優で、主人公ルフィの右腕・ゾロを演じるのが新田だ。

「ゾロは三刀流の剣士で殺陣やアクションが求められる難しい役割ですが、幼少期に極真空手などの格闘技を習い、千葉さんや、千葉さんがアクション俳優育成のために立ち上げた『ジャパンアクションクラブ』のメンバーの演技をみて育った新田は第一線級のアクションを魅せた。これまで新田のことを知らなかった海外の視聴者がこれに驚き、海外でも“マッケン”という名前が浸透しつつある」(映画誌ライター)

 新田は今年の4月、『聖闘士星矢 THE Beginning』でハリウッド映画初主演も果たしている。残念ながら興行収入は振るわなかったが、新田の拳で殴り合うアクションの評価は高い。

 新田は世界的成功を収めた今でも父への敬意を忘れない。雑誌『文藝春秋』(2023年6月月号)では、新田が2021年に出演した映画『るろうに剣心 最終章 The Final』をみた千葉さんが「息子は俺を超えた。悔しいけど嬉しい」と語っていたことについて、こう胸中を明かしている。

〈気軽に「俺を超えた」なんて言ったらダメなんです。父というのは、それだけ大きな存在です。誰も父を超えることなんてできない。それは僕が一番よく分かっています〉。

 新田は今後、ハリウッドを含めた海外作品での出演が続いていく。

「7月下旬にハワイで第一子が誕生し、少しの休暇を経た後、また海外で長期ロケに入るようです。『ONE PIECE』も続編が事実上決まっている。千葉さんの遺志を継ぎ、世界を代表するアクション俳優になっていくだろう」(芸能関係者)

 新田の弟の眞栄田郷敦(23)も活躍はまだ国内だけだが、映画『東京リベンジャーズ』や大河ドラマ『どうする家康』に出演し、注目作の映画『ゴールデンカムイ』の出演も決まっている。

 千葉さんの遺志を継いだ兄弟の活躍から目が離せない。

※週刊ポスト2023年9月29日号

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