現役大学教授が未就学の女児へわいせつ行為を働き、拉致未遂で逮捕されるという驚きの事件が起き、衝撃が広がっている。9月13日、不同意わいせつとわいせつ略取未遂の疑いで東北医科薬科大学の教授・藤井優容疑者(52)が逮捕された。
「藤井容疑者は今年7月、仙台市泉区の商業施設内に一人でいる女の子に声をかけ、人目につく場所で下半身を触るなどわいせつな行為に及んだ。その後、女の子を抱きかかえて連れ去ろうとしたが、大声を出されるなど抵抗されたためその場から逃走。女の子が被害に遭った事件現場は同世代の子供が多く集まる場所だったこと、母親が目を離した隙を狙った犯行だったこと、また2人には面識がなかったため、藤井容疑者はわいせつな行為をする女児を施設内で物色していたとみられている」(全国紙社会部記者)
2021年から同大で教授として教鞭をとっていた藤井容疑者は研究者として順風満帆のキャリアを築いてきた。1989年、東北大の理学部に入学。その後、同大の博士課程を経て、同大の助手、助教授を務め、東北医科薬科大の准教授、教授となる。研究者としての論文も多く執筆している。同大の男子学生がこう話す。
「藤井教授は薬学部と医学部の1年生に、物理学の必修授業を担当していました。印象は優しい先生。授業内容も凄くわかりやすくて、良い印象です。テストも採点はかなり優しくしてくれた印象があります。学生にとっては“いい先生”でしかなく、正直悪い印象はなかった」
同大は薬学部と医学部しかないため、基本的にすべての学生が一度は藤井容疑者の授業を履修している。そのため、藤井容疑者を知る学生は多い。別の女子学生もこう口にする。
「私は本当に物理が苦手だったんですが、できない人の事をよく考えてくれて。メールでも勉強教えてくれるんですけど、めっちゃ丁寧で優しくて。過去問もお願いしたらくれました。だから、何でこの人こんなことしちゃったんだろうという驚きがありましたね」