8月に結婚を発表したプロフィギュアスケーターの羽生結弦(28)のお相手が、8歳年上のバイオリニスト・末延麻裕子さんだったことが発覚して、ファンの間で話題となった。羽生が人生のパートナーとして選んだ人が、フィギュアスケートにも縁があった末延さんだったということには、フィギュアスケート界の関係者からすると「様々な要素から合点がいく」という。スケート関係者はこう語る。
「フィギュアスケーターにとって音楽は重要なパートナーで、自分の演技をより高めてくれる音に出会えるかどうかはスケーター人生に大きく関わります。なかでもバイオリンの音色はフィギュアスケートと相性がよく、これまでも多くの伝説のプログラムを残しています。羽生さんが敬愛する“ロシアの皇帝”エフゲニー・プルシェンコにも公私ともに親しい“お抱え”バイオリニストのエドウィン・マートンがいます。
そのマートンが提供した楽曲でプルシェンコの代表作ともいえる『ニジンスキーに捧ぐ』は、ロシア選手権でジャッジ全員が(旧採点方式の)芸術点で満点をつけた伝説のプログラムで、2018年からのシーズンで羽生さんが『Origin』(起源)と名付けてオマージュしたことが話題になりました」
羽生にとって憧れのプルシェンコは、エキシビションやアイスショーで氷上に直接立ったマートンと“共演”することも度々あり、フィギュアスケートの域を超えた芸術性の高いステージは日本でDVD販売されるほど人気だ。スケート関係者が続ける。