巨人は2年連続でクライマックスシリーズ進出を逃してしまうのか。9月21日の阪神戦は赤星優志の好投、大城卓三の満塁弾で勝ったものの、残り8試合で3位・DeNAと3ゲーム差と崖っぷちに立たされている。
「DeNAが残り9試合を5勝4敗で乗り切れば、巨人は残り8試合全勝しなければならない。DeNAが4勝5敗でも、巨人は1敗しか許されない。前日の勝利で徳俵に踏み止まりましたが、絶望的な状況に変わりはありません」(プロ野球担当記者。以下同)
巨人は2005年の堀内恒夫監督の5位、2006年の原辰徳監督の4位が球団史上唯一の2年連続のBクラスとなっている。もし今年Bクラスになれば、同一監督では初の2年連続のBクラスとなる。
「他球団の主力選手がFAで巨人に移籍することも激減し、逆指名ドラフトもなくなって15年以上経ちます。巨人が毎年優勝できるような時代ではなくなりました。その中で、打者では秋広優人や門脇誠、投手では山崎伊織という若手が育っており、来季は優勝争いをできそうな状態になっている。それらを考慮し、3年契約2年目の原監督は留任でしょう。進退伺いは出すかもしれませんが、山口寿一オーナーは引き留めるはず。しかし、コーチ陣は2~3人退任すると見ていい。過去の歴史を見ても、Bクラスになった翌年に監督が変わらなければ、首脳陣の誰かが責任を取ってきました」