テレビ界の話題を独占し、最終回は19.6%という高視聴率を叩き出した『日曜劇場 VIVANT』(TBS系)。続編を匂わせるエンディングで、ファンの間では早くもその話題で持ちきりだ。
「福澤克雄監督も『第3部まで考えている』と公言していて、2025年の放送が有力視されています。注目はさらなる大物キャストの登用です。主演の堺雅人や阿部寛の続投は間違いないとして、第1回放送で二宮和也が予告なしに登場したようなサプライズの大物起用が噂されています」(芸能関係者)
『VIVANT』に出演した大物キャストの多くが過去に福澤監督作品で主演を務めていたことから、佐藤浩市、西島秀俊、大泉洋といったビッグネームが取り沙汰されている。なかでも有力視されているのが、木村拓哉である。
「木村と堺は過去にドラマで2度共演しており、中でも『南極大陸』は『VIVANT』と同じ日曜劇場で福澤監督が演出を務めています。可能性は大いにあり得るのでは」(同前)
そんななか、芸能評論家の三杉武氏は、木村と縁の深い意外な人物を候補に挙げる。
「元SMAPリーダーの中居正広です。バラエティや司会のイメージが強い中居ですが、俳優として評価する声も多く、意外なことに福澤監督作品で幾度も主演を務めています。なかでも『白い影』と『砂の器』はいずれも『VIVANT』と同じ日曜劇場の枠で、名作として語り継がれている。福澤監督との縁は、木村以上に深いと言えます。
SMAP解散後は俳優としての活動を控えていますが、旧知の福澤監督から声がかかればひと肌脱ぐ可能性は高い。中居が予告なしにサプライズ出演となれば、続編のインパクトは絶大です」
期せずして、SMAPツートップの名が取り沙汰されることになるとは、『VIVANT』旋風はまだまだ続きそうだ。
※週刊ポスト2023年10月6・13日号