ラグビーW杯フランス大会では、前回大会(ベスト8)を超える優勝を目指す日本。初戦でチリに勝ったが、9月18日(日本時間・以下同)、前回大会準優勝で世界6位のイングランドにノートライに封じられ敗退。次戦は29日にサモア、その次は10月8日にアルゼンチンと戦う。1次リーグで5チーム中上位2位に入り、決勝トーナメント進出を目指せ! そこで、チリ戦とイングランド戦の奮闘を写真で振り返ります。
9月10日【日本42−12チリ】
●アマト・ファカタヴァ 選手
前半8分には今大会チーム初トライを、続く41分にもトライでリードを広げた、チリ戦勝利の立役者。トンガ出身、195cm・118kgの恵まれた肉体ながらシャイで真面目な性格だそう。7月に日本代表入りしたばかりの期待の新人だ。
●リーチ マイケル選手
低くて鋭いタックルでチリの攻撃を止めつつ、後半13分には中央突破のトライも! W杯4大会連続出場、2014〜2021年には日本代表のキャプテンを務めたほどベテランのリーチ選手だが、いまなおパワフルにチームを牽引する。
9月18日【日本12-34イングランド】
●松田力也選手
今季の国内リーグでペナルティーキック(PK)成功率が85.5%を誇るベストキッカーが、今大会では10本中10本成功と驚異の活躍ぶり! この日も4本のPKをきっちり決めた。
●姫野和樹選手
ふくらはぎ痛で前線を離れていたキャプテン・姫野選手が、この日初スタメン。得意の「ジャッカル(タックルで倒れた相手からボールを奪う技)」を決めたとき、雄叫びを上げた。
●レメキ ロマノラヴァ選手
試合開始早々、突然の交代出場となったものの、冷静な判断力で安定したプレーを見せつけた。大会前の強化試合で出場がなかったが、練習を続けてきた彼の努力がうかがえる一コマだ。
●流大選手
キックを多用するイングランドに、日本も計37回のキックで対抗。司令塔・流選手は背中側へ蹴り上げるオーバーヘッドキックを披露し、ネットでは「おしゃれ」「かっこいい」と話題に。
●松島幸太朗選手
50mを6秒で走る俊足の松島選手。後半18分には自陣の深い位置でボールを受けると、腕でディフェンスをはじき飛ばしながら敵陣10mラインまで攻め込み、場内を沸かせた。
写真/アフロ、ゲッティ、時事通信社
※女性セブン2023年10月5日号