佳子さまが隣に並ばれた瞬間、愛子さまの表情がパッと輝いた。それに気づいた両陛下と佳子さまは、つられて笑顔に。和やかな雰囲気のなか、陛下は佳子さまに、「何かありますか? 佳子ちゃん」と説明を促された──。
9月20日、「日本伝統工芸展」を鑑賞されるため、天皇ご一家は都内の百貨店を訪れられた。案内役は、姉の小室眞子さんから「日本工芸会」の総裁を引き継がれた佳子さまだった。冒頭の通り、とりわけ盛り上がったのが、佳子さまが総裁賞に選ばれた漆塗りの小箱の前での一幕だ。愛子さまはうれしさを隠し切れないご様子で目を細められ、何度も佳子さまの方に目を向けられた。
「愛子さまは積極的に佳子さまに質問される場面もありました。『すごく楽しい時間でした』と感想を話されたそうで、佳子さまへの揺るぎない信頼がうかがえました。愛子さまにとって佳子さまは、憧れの存在なのでしょう」(宮内庁関係者)
かねて姉妹のように仲がよい愛子さまと佳子さま。しかしその距離の近さは、愛子さまの今後を左右しかねないと懸念する声がある。
佳子さまは9月23日、「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」などへのご出席のため鳥取県にお出ましになったが、翌24日、新型コロナの感染が判明。行事出席は取りやめ、28日まで宿泊先のホテルで療養される。
「佳子さまは、関係者の方々に大変申し訳なく思われているそうです。公務に熱心に取り組まれ、お出ましの機会も多かったので、お疲れもあったのかもしれません」(前出・宮内庁関係者)
佳子さまは、眞子さんから複数の役職を引き継がれたこともあり、公務やお出ましで多忙な日々を送られている。
一方で、秋篠宮ご夫妻とは距離を置かれているようだ。6月末、宮内庁は「秋篠宮邸改修について」という文書を公表。佳子さまが現在、御代がわりに伴う秋篠宮邸の改修工事中の仮住まい「御仮寓所」(現在の呼称は「分室」)にひとり暮らしをされていることが明かされた。
「改修工事終了間際、佳子さまがご両親と一緒に暮らされないことになり、佳子さまの居住スペースを新たに整備するために約2700万円の追加費用が発生しました。追加工事の費用はもちろん税金です。ご両親と悠仁さまと同居されるという選択肢は本当になかったのでしょうか。国民からの指摘は、雅子さまも把握されているはずです。以前のように愛子さまが佳子さまに憧れられていることに、不安を覚えずにはいられないでしょう」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまと佳子さまの絆は強固だという。別の宮内庁関係者の話。
「おふたりは密に連絡を取っていらっしゃいますよ。昨年11月の皇居での秋季雅楽演奏会は、初めてのおふたりでのお出ましとなりました。愛子さまは自ら参加を希望されたそうです。お召し物は、佳子さまが紅、愛子さまが白の『紅白コーディネート』。おふたりで事前にご相談されたのでしょう」