9月22~24日に三重県鈴鹿市で開催されたF1シリーズ第16戦日本グランプリ。3日間で22万人を超える観客が詰めかけ、大盛況のうちに幕を閉じた。24日の決勝でぶっちぎりの優勝を果たしたのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペン(26)だ。
最前列のポールポジションからスタートし、直後こそヒヤリとする場面があったが、一度も首位を譲らず、王者の走りを見せつけた。ベルギー出身でオランダ国籍のフェルスタッペンは、9月30日に26歳の誕生日を迎えたばかりだった。スポーツ紙記者は言う。
「父親はオランダ人F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン、母親もカートレーサー、祖父や叔父もレーシングドライバーというレーシング界のサラブレッドです。4歳でカートを始め、父親が常に同行してテクニックや心構え、マシンやエンジンの構造など細部に至るまでストイックに指導していました。
F1デビューは17歳で、18歳にして初優勝。F1史上最年少優勝記録です。ちなみに彼のデビューがきっかけで、2016年からはF1ドライバー参戦は18歳以上と、年齢制限が設けられました」
日本GPが始まる数日前、プライベートジェット機で来日したフェルスタッペンが、イベントに参加したり、剣道や書道体験をするなど日本文化を楽しむ様子がレッドブルレーシングの公式インスタグラムで伝えられていた。