ラグビー日本代表がサモア戦(9月29日)に勝利したアツい試合の裏で、多くの男女の“出会い”があったようだ。都内のパブで生中継を観戦していた40代男性はこう語る。
「男友達と飲んでいたら、彼が仕事で帰ってしまい置き去りにされまして……。仕方なく1人で観戦していたら、ほどなくして30代女性3人組に『ルール教えて!』と人生初の逆ナンをされたんです」
店内は満員で隣の人と肩が触れるほど。この男性の話によると、2~3人で観戦している女性客が多く、周囲の男性たちと乾杯して大盛り上がりしていたという。
「試合中は肩を組んで一緒に応援して、日本がトライするたびに熱烈なハグ。試合後に連絡先を渡されてその場は別れたのですが、直後にLINEで『ラグビーのこともっと教えてよ』と。結局、再度合流して、そのまま一緒に過ごしてしまいました」
別のバーで観戦した30代男性も、「自分は学生時代にラグビーをしていたのですが、その話をすると『ラガーマン最高!』って、隣の女性客からやたらと抱きつかれて……。酒の勢いもあったのか、試合後にもう一軒行こうよと誘われて、2時間ほど飲みました」と明かした。
野球やサッカーのW杯でもパブリックビューイングやスポーツバーでの観戦は白熱し、街はお祭り騒ぎに。昨年のサッカーW杯では店内で女性に声をかけまくるナンパ男性が続出した。
それが一転、ラグビーでは逆ナンが多発。なぜなのか。夜の街でフィールドワークを続けるジャーナリストの河合桃子氏は、その背景をこう語る。
「ラグビーはサッカーと比べてルールを知らない人が多いので、隣の男性に聞いてみたりと、距離が縮まりやすいんです。あとラグビー好きの男性は、サッカーファンほどチャラくない印象がある。女性からでも声をかけやすいんでしょうね。
他の人たちと一緒に盛り上がれるパブリックビューイングやスポーツバーなどではラグビー経験者に出会う確率も必然的に高くなりますし、そこを狙い撃ちでやってくる女性もいると考えられます」
今後の日本代表戦でも女性の猛タックルが繰り広げられそうだ。
※週刊ポスト2023年10月20日号