国際情報

《ハマス襲撃》裸で連れ去られた女性も…フィフィ「音楽フェス開催が挑発になった」との憶測に断言「間違いです」

音楽フェスで踊る女性(SNSより)

音楽フェスで踊る女性(SNSより)

 10月7日未明、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム武装組織ハマスがイスラエルへの大規模攻撃を仕掛けた。イスラエル軍もガザへの空爆を行い、この軍事衝突による双方の死者はあわせて1600人を超えたとも報じられている。

 ガザとの境界から約5キロほどのエリアで行われていた野外音楽フェスも、襲撃の場となった。国際ジャーナリストが語る。

「ブラジルで行われている人気音楽フェスのイスラエル版として開催され、アメリカやドイツ、タイなどさまざまな国から若者を中心に最大4000人が集まったとみられています。ガザからも近いイスラエル側の砂漠で行われたため、ハマスの標的となってしまいました」

 ハマス戦闘員は逃げ遅れた観客を次々と襲い、会場周辺に残された遺体の数は少なくとも260を超えていると報告されており、そのほか人質として連れ去られた観客もいるという。

 ネット上では現地の惨状をとらえた動画や写真が拡散されている。意識不明と見られる女性が、ほぼ裸体のままトラックに乗せられ運ばれるものや、泣き叫びながらバイクで連行される女性を撮影した映像などが出回っている状況だ。

 イスラエルとハマスの軍事衝突に世界的な注目が集まる中、〈音楽フェスを開催することが、パレスチナへの挑発行為に相当したのではないか〉という憶測がSNSで広がっている。パレスチナでは、多くの人々がイスラム教を信仰している。アフガニスタンで活動するイスラム原理主義組織「タリバン」は音楽を不道徳なものとみなし、同組織が政権を握っていた1996年~2001年は音楽が禁止されていた。そのため“イスラムは音楽禁止”というイメージを持つ人々が多く、上記の憶測に繋がったのだろう。

 しかし、『日本人に知ってほしいイスラムのこと』(祥伝社新書)という著書を持つエジプト出身のタレントであるフィフィは、「音楽フェスは、今回の攻撃に関係ないと思います」と指摘する。

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン