まるで女性モデルのような小顔の人物。長いまつげにかかりそうな髪型も、どこかショートヘアの美女にも見えなくない。しかも、白く透き通る肌。その中性的な魅力で、昨年から人気急上昇中の若手俳優の鈴鹿央士(23才)は10月初旬、都内でラジオ番組の出演を終えると、帰りの駐車場に姿を現した。
全身オールブラックで固めても、ゆるいパンツの癒しコーデ。決して無駄に男っ気を漂わせないあたりが、私生活の素顔も、癒し系のパブリックイメージと変わらぬことを示唆していた。
そんな芸歴5年目の鈴鹿の一番の出世作といえば、ちょうど1年前の10月クールで、若者を中心に純愛ブームを起こしたフジテレビ系連続ドラマ『silent』だ。川口春奈(28才)演じるヒロインと、Snow Man目黒連(26才)演じる、聴覚を失った元同級生のラブストーリーは、目黒を大ブレークさせると同時に、自ら恋路を譲る“いい人”の親友役の鈴鹿の知名度も、一気に全国区に押し上げた。
ある芸能関係者は「デビュー時からグランプリに輝きメンズノンノ専属モデルで活動していましたが、今年はヘアワックス『LIPPS』のCMにも出演。見た目だけでなく口調や性格もおっとり穏やかで清潔感も備えていることから、本格的に女性ファンが支持し始めています」と解説する。
昨年は、連ドラ初主演作『クロステイル~探偵教室~』(フジテレビ系)を皮切りに、『六本木クラス』(テレビ朝日系)、『silent』と3クール連続で連ドラに出演。今年も『スイートモラトリアム』(TBS系)、『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系)、そして10月19日スタートの『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)と、またもや3クール連続の快挙だ。あるテレビ局ドラマ制作関係者は「実は、来年1月クールの出演作も内定しているそうで、異例の4クール連続の予定だとか。すなわち1年を通してテレビドラマに出っぱなしと、まさに旬、まさに引っ張りだこの状態なのです」と明かした。