化粧品・健康食品・アロマ関連商品の開発・販売を行うフォーシーズHDが、基礎化粧品ブランド「フェヴリナ」から美容成分「NMN」を配合した超高保湿クリームを販売する。
「このクリームは2015年から発売しており、今年で4代目。リニューアルのたびに最新成分を追加配合し、バージョンアップしています」(企画管理部メディアクリエイティブ担当部長の向井香織さん・以下同)
今回新たに配合されたNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、ビタミンB3からつくられる成分の一種。長寿遺伝子とも呼ばれる「サーチュイン遺伝子」を活性化させる働きがある【※】ことが最新研究でわかっているそうで、若々しさをキープする成分として大きな話題となっている。
【※「NMN」は体内で「NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)」という補酵素に変換される。このNAD+がサーチュイン遺伝子の活性化に必要となるが、加齢に伴い生成量は減少。食物で補おうとすると、1日にブロッコリー約2000房やトマト約300個といった膨大な量の摂取が必要といわれている】
「そのNMNをナノテクノロジーによりナノ化(極小化)しました。たとえば毛穴が人の口の大きさくらいだとすると、ナノ化したNMNはごま1粒ほどの微細さです。そのため成分が角質層に届きやすく、ハリやツヤ、弾力のある肌へと導いてくれます」
さらに、キメを整える「幹細胞培養エキス」、肌荒れを防ぐ「CICAエキス」、透明感をアップする「パールプロテイン」など42種の美容成分を配合。濃厚なテクスチャーで潤いを与え、乾燥を徹底的にブロックする。
「秋の肌は、夏の強烈な紫外線や外気温と室内の温度差による乾燥などの影響で、表面はベタついているのに内部は乾く『インナードライ肌』に陥りがちです。放置したまま冬に突入すると、より乾燥やくすみなどが進行した“肌枯れ”を起こしてしまいます。だからこそ、この時季のケアが重要なのです」
そうした理由から同社は、このクリームの発売を毎年秋に開始する。
こっくりとしたクリームが肌に密着し、カサつきやゴワつきを和らげる本製品。通常は夜のスキンケアの最後にパール1粒大を手のひらに取り、額・頬・鼻・あごにのせて、なじませるのがおすすめだ。さらに、おすすめのスペシャルケアもある。
「パール2〜3粒大を塗り、顔の上半分と下半分をそれぞれラップで覆います。そして顔全体を包み込むようにホットタオルをのせ、タオルが冷めてきたらラップを取り、クリームをなじませます。肌が柔らかくなり、翌朝のメイクのりが違ってきます」
初代は美容成分が30種だったが、代を重ねるごとに成分が徐々に増えている“進化するクリーム”。今年の在庫は1000個限定だという。
【商品DATA】
『ナノアクア ディープモイストマスククリームd』/フォーシーズHD/1万2000円
容量/30g
ラベンダー油・オレンジ果皮油・ベルガモット果実油・ローズマリー葉油・ローマカミツレ花油の5種の精油を香り成分として採用。石油系界面活性剤・鉱物油・合成香料・合成着色料・アルコール・パラベンは無添加
発売/10月12日〜(公式オンラインショップにて)。
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2023年10月26日号