史上最年少の14才2か月でプロ入りし、デビューから29連勝。「AI超え」と称され、文字通り人知を超えた強さを披露し続ける藤井聡太八冠が、将棋界400年の歴史に新たな記録を刻んだ。各タイトル奪取の瞬間を振り返ろう。
●棋聖 2020年7月
コロナ禍で大会が延期されたが、17才11か月で史上最年少タイトルを獲得。「母が喜んでくれました」と高校生らしいコメントを発表した。このときの勝負おやつは、モロゾフのファヤージュ。
●王位 2020年8月
木村一基氏との七番勝負を4連勝で破り、タイトル二冠。翌年の2月、「将棋に専念したい気持ちが強くなった」として、卒業を待たず1月末で名古屋大学教育学部附属高校を自主退学。
●叡王 2021年9月
不二家が主催する叡王戦。豊島将之氏に挑んだ五番勝負では、一進一退の攻防が続き、2勝2敗で迎えた最終第5局を制して叡王獲得。おやつはもちろん不二家のケーキだった。