国内

雅子さま、秋の園遊会で“憧れの松任谷由実”と1年ぶり再会へ 外務省時代はコンサートに足を運ばれたことも

園遊会

園遊会で松任谷由実と再会される見通し(写真/JMPA)

 かつては自立した女性の象徴とされ、いまも第一線で活躍する昭和の歌姫。そんな彼女に若かりし日の雅子さまも、憧れのまなざしを向けられていたという。令和皇室のあり方を着実に刻むように公務に臨まれる雅子さまが、再会を待ちわびる相手とは──。

 独身時代の皇后雅子さまも聴き入ったラブソングの名手・ユーミンこと松任谷由実(69才)。昨年、天皇陛下とともに彼女と対面した雅子さまは「(音楽活動)50周年おめでとうございます。お元気でご活躍ください」と声をかけられ、これには数々の大舞台を経験してきた歌姫も緊張した表情を浮かべた。そんな2人がこの秋、再会を果たすという。

 このところ、北海道、鹿児島、石川と遠方でのご公務が続いた雅子さまだが、お疲れの様子も見せず、それぞれの日程を無事に終えられた。

「10月15日には『国民文化祭』へ出席されるために石川を訪問されたのですが、搭乗予定の航空機の機体トラブルにより離陸が大幅に遅れ、スケジュールの変更を余儀なくされました。しかしながら両陛下は関係者を気遣われつつ、約1時間半も羽田空港で待機されたそうです。

 小松空港到着後は、昼食会場を変更したり、休憩時間を短縮したりして時間を調整し、予定通り式典会場入りされました。おふたりでの石川ご訪問は約25年ぶりとあって、沿道には多くの県民が詰めかけており、車の後部座席の窓を開けた両陛下は、遅延トラブルによるお疲れのご様子もなく、笑顔でお手振りをされていました」(皇室記者)

 さらに、式典の関係者との懇談でも熱心に話に耳を傾けられ、それぞれと言葉を交わされた。雅子さまは、オープニングステージの進行役を務めた地元の高校生に対し、体調を気遣いながら「学業を頑張ってください」と優しくお声をかけられたという。

自立した女性像への共感

 そんな雅子さまが続いて臨まれるのが、11月2日に開催される秋の園遊会(東京・赤坂御苑)。ユーミンこも招待されており、実現すれば前述のとおり、昨年の文化功労者の拝謁以来、約1年ぶりの再会となる。昨年は陛下が彼女の代表曲『卒業写真』など具体的な曲名を挙げてお言葉をかけられ、雅子さまも最近の活動について尋ねられるなど話に花が咲いた。

「ユーミンは雅子さまより10才ほど年上。雅子さまが外務省に入省されたバブル期には数々のラブソングをヒットさせ『恋愛の教祖』とも呼ばれていました。彼女の曲はテレビやラジオだけでなく、街中でもスキー場でも常に流れているような状態でしたね」(音楽関係者)

 雅子さまも外務省時代にはたびたびユーミンの楽曲を聴き、ゴージャスで知られる彼女のコンサートに足を運ばれたこともあったそうだ。

「当時、雅子さまのカラオケの十八番は山口百恵さんの『いい日旅立ち』でしたが、時にはユーミンの曲を歌われることもありました。ユーミンの楽曲の中には、自分から恋を終わらせるような自立した女性像を描いたものも目立ちます。彼女の曲に共感した女性ファンの根強い支持を受けていましたが、当時の雅子さまもユーミンに憧れる女性のひとりであられたのでしょう」(外務省関係者)

 そのユーミンは園遊会当日、両陛下と懇談することが予想される。

「例年、出席者の中から5名前後を選び、ピンマイクの着用を依頼するのです。ここで選ばれた人は、両陛下との会話がそのままテレビなどで報じられるのです」(宮内庁関係者)

 この春の園遊会では、歌舞伎俳優の片岡仁左衛門や、北京五輪金メダリストの高木美帆選手、車椅子テニスのレジェンド・国枝慎吾選手らがこの5人に選ばれた。

「両陛下は1000名近い招待リストに目を通し、お話をされる方については、どんな活動をしているのか、前回はどこで会ったのかなどの資料を読み込み、“予習”されたうえで臨まれます。ピンマイクをつける人についても念入りに準備をされるでしょう。ユーミンにも、最近の曲までお聴きになったうえでお言葉をかけられ、作詞作曲の苦労や今後の活動への期待など、じっくり時間をかけて話し込まれるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 そうした中、懸念されるのが、春の園遊会の際に指摘された「改善点」だ。新型コロナウイルスの影響から久しぶりの開催となった前回は、雷雨に見舞われる悪天候もあいまって、多くの課題を残した。

「悪天候の中、高齢の出席者が2時間近くも立ったままで待つ場面がありました。両陛下は多くの方と丁寧に懇談をされたのですが、それがますます待ち時間を長くしてしまったことも事実です。終了時刻は予定より1時間以上遅くなってしまい、陛下も後に『さすがにちょっと時間がかかりすぎた』と気にされていたご様子だったそうです。雨天で落雷の危険もあったわけですから、次回以降は職員が全体を見て、ご懇談の時間をうまく調整することも必要だとの指摘もあります」(前出・皇室記者)

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン