さらに加山を知る音楽関係者はこんな理由も口にする。
「春の園遊会では雨の中、2時間近く立ちっぱなしの招待者もいたそうです。今回は宮内庁側も充分対策を練っているはずですが、もし仮にそういう事態になったら、加山さんとしてはかなりつらい。こうした前例も参加を躊躇させ、今回の苦渋の決断に繋がったのかもしれません。また、出席者が本人と配偶者に限られ、介助する人がそばにいられないことも、周囲の人は心配していたようです」
人前で歌うことには区切りをつけた加山だが、旺盛な創作意欲は衰えず、いまも絵画の制作や作曲は続けているという。100才まで生きるのが目標と公言する永遠の若大将の精力的な活躍は、まだまだ続きそうだ。
※女性セブン2023年11月9日号