芸能

加山雄三「園遊会辞退」の苦渋決断、どんな事情があったのか 事務所は「健康不安ということではありません」

「園遊会辞退」の苦渋決断加山雄三「園遊会辞退」の苦渋決断

「園遊会辞退」という苦渋の決断をした加山雄三

「加山さんにも宮内庁から招待があったのですが、すでに出席を断ったそうです。今回の招待者の中では“目玉”になると言われていただけに、欠席の理由を巡って関係者がザワついています」(全国紙社会部記者)

 11月2日に赤坂御苑で開かれる秋の園遊会。10月19日、ミュージシャンの松任谷由実(69才)、棋士の加藤一二三九段(83才)、漫才師の西川きよし(77才)ら約1400人の招待者が発表された中に、歌手で俳優の加山雄三(86才)の名前もあった。しかし、早々に関係者の間では「加山不参加」の情報が駆け巡った──。

 昨年末でライブパフォーマンスを勇退した加山だが、10月12日にはこれまで自身が作ってきた料理のレシピ本『幸せの料理帖』(KADOKAWA)を上梓するなど、芸能活動は継続している。

「スケジュール自体にはかなり余裕があるはず。宮内庁の招待が公になってから断るケースは珍しく、『それほど体調が悪いのか』と、健康状態を心配する声が上がっています」(前出・全国紙社会部記者)

 加山は2019年11月に、軽度の脳梗塞を発症して入院。

「寿司店での食事中に左手に違和感を覚え、たまたま近くにいた息子さんの運転で病院に向かったそうです。幸い症状は軽かったものの、リハビリを余儀なくされました。その年の暮れには長年住み慣れた都内の豪邸を離れ、夫婦で都内のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に入居したのです」(芸能関係者)

 その後も復帰した加山をアクシデントが襲う。

「2020年8月には、トレーニング後の水分補給の際に、誤嚥による嘔吐で救急搬送。むせて強く咳き込んだことが原因で、今度は軽い小脳出血を引き起こし入院しました」(前出・芸能関係者)

 小脳出血の後は言葉が出ない、呂律が回らないなどの後遺症に悩まされたが、再び懸命なリハビリに励んでコンサート活動を再開。一時期は娘がいるアメリカで過ごすことも多かった妻のめぐみさんも夫に寄り添い、積極的に散歩に連れ出し明るく声をかけるなど、献身的なサポートを惜しまなかったという。

 昨年末には史上最高齢の85才で『NHK紅白歌合戦』への出場を果たし、ラストステージを華々しく飾った。直近では、名曲『サライ』を共作するなど親交の深かった歌手・谷村新司さん(享年74)の訃報に接し、ショックを受けていたという加山だが、最近、加山と話したあるメディア関係者はこう語る。

「移動の際はゆっくりですが自分の足で歩いていましたし、小さな段差も大丈夫そうでしたよ。座って話すぶんには問題なく、終始機嫌もよくて体調に不安はないように感じましたね」

 では、園遊会欠席の裏にはどんな事情があったのか。加山の所属事務所に尋ねると、次のような回答があった。

「季節柄、インフルエンザやコロナも流行ってきており、多くのかたが集まる場所はご遠慮したいとの思いがありました。高齢でもあり、大変恐縮ながら出席は見送らせていただきました。健康不安ということではありません」

関連キーワード

関連記事

トピックス

小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
梅宮家
“10日婚”が話題の梅宮アンナ、夫婦生活がうまくいくカギは父・辰夫さんと比較しないこと「昭和には珍しかった父親像」
NEWSポストセブン
打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン