「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」「馬鹿になれ、とことん馬鹿になれ」「元気が一番、元気があれば何でもできる」なと、“燃える闘魂”アントニオ猪木さん(享年79)は、ファイトと同時に言葉でも人々を魅了し続けた。没後1年の節目に、ファンの心に刻まれた名言の数々を振り返る。
●「てめぇらの力で、 勝ち取ってみろコノヤロー!」
1987年6月12日、世代闘争をアピールした長州力や前田日明に対し、IWGPベルトを掲げて観客にアピール。「お客さーん、聞いてくれ。てめぇらいいか、その気で来るなら俺が受けてやるぜ」……口角泡を飛ばしながらこう言い放った。
●「こんな試合を続けていたら、本当なら10年持つ選手生命が1年で終わってしまうかもしれない」
1974年3月19日、「昭和の巌流島決戦」と謳われたストロング小林との対戦をジャーマンスープレックスホールドで制した試合後の言葉。“過激なプロレス”と称されるきっかけとなった。