スポーツ
2023.11.01 16:00
週刊ポスト
「スキャンダルすらリングの上で昇華させた」ターザン山本氏が語るアントニオ猪木さんの凄みと人を弄ぶ言葉の力
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1998年4月4日、東京ドームに7万人の大観衆を集めた引退試合後に読み上げた詩の一節。晩年のアントニオ猪木さんの代名詞となった(写真=平工幸雄/AFLO)
「てめぇらの力で、 勝ち取ってみろコノヤロー!」。1987年6月12日、世代闘争をアピールした長州力や前田日明に対し、IWGPベルトを掲げて観客にアピール。「お客さーん、聞いてくれ。てめぇらいいか、その気で来るなら俺が受けてやるぜ」……口角泡を飛ばしながらこう言い放った(写真=東京スポーツ/AFLO)
「こんな試合を続けていたら、 本当なら10年持つ選手生命が1年で終わってしまうかもしれない」。1974年3月19日、「昭和の巌流島決戦」と謳われたストロング小林との対戦をジャーマンスープレックスホールドで制した試合後の言葉。“過激なプロレス”と称されるきっかけとなった(写真=東京スポーツ/AFLO)
「出る前に負けること考えるバカいるかよ」。1990年2月10日、東京ドームで坂口征二と組んで橋本真也&蝶野正洋戦に臨む試合前、控え室で「もし負けたら」と問うレポーターにいきなりビンタをかまして一言。試合後に初めて「1、2、3、ダー!」が披露されたことでも知られる(写真=東京スポーツ/AFLO)
「折ってみろ!」。1985年9月19日、藤波辰巳(現・辰爾)との師弟対決にて。足4の字固めを耐えながら、「俺の足を折る覚悟があるか」と愛弟子に迫った。試合は卍固めで猪木が勝利したが、両者はこの3年後再びまみえ、伝説の60分フルタイムドローを闘い抜いた(写真=東京スポーツ/AFLO)
1976年・ルスカ戦
1976年・アリ戦