ライフ

柔道整復師・酒井慎太郎先生と風吹ケイの「3分体操」 生活習慣で腰痛改善を目指す「正しい座り方」

「正しく座って腰を守る」のやり方を紹介

「正しく座って腰を守る」のやり方を紹介

「さかいクリニックグループ」の代表で、“ゴッドハンド”の異名を持つ柔道整復師・酒井慎太郎先生の指導のもと、「筋トレ」を趣味にするグラビアアイドルの風吹ケイさんが実践する、「健康寿命を100歳まで伸ばす3分体操」。今回は、生活習慣のなかで腰痛改善を目指すために、「正しく座って腰を守る」という手法を実践します。

 オーストラリアの研究機関の調査では、日本人の平均座位時間が、世界20か国中、最長の7時間でした。座り過ぎは健康リスクを高めるとされ、腰にとっても大敵。職場などで座る時間を短くするには限界があるため、せめて腰に負担が少ない座り方を意識しましょう。

 ポイントは“骨盤をまっすぐ立てる”こと。イスの場合は深く腰掛けて背筋を伸ばし、上半身を自分の力で支えるように座ります。クッションのきいたソファは座った時に骨盤が寝てしまうため、腰を守るなら硬いイスがおすすめです。

 以下に、「正しく座って腰を守る」のやり方を、風吹ケイさんの実演写真とともに、紹介します。

【正しい座り方のポイント】
・深く座り、お尻をイスの背につける。
・あごをひく。
・膝は90度に曲げる。

「深く座り、お尻をイスの背につける」、
「あごをひく」、
「膝は90度に曲げる」

「深く座り、お尻をイスの背につける」、 「あごをひく」、 「膝は90度に曲げる」

【注意したいこと】
 浅く座って背もたれに寄りかかると、骨盤が後ろに倒れて腰が丸まり、腰椎に負担がかかる。

浅く座って背もたれに寄りかかると、骨盤が後ろに倒れて腰が丸まり、腰椎に負担がかかる

浅く座って背もたれに寄りかかると、骨盤が後ろに倒れて腰が丸まり、腰椎に負担がかかる

【床に座る時は】
 腰への負担が最も少ないのは正座。あぐら、体育座り、正座から脚を横にずらす横座りは腰椎や背骨に悪影響。

腰への負担が最も少ないのは正座

腰への負担が最も少ないのは正座

あぐら、体育座り、正座から脚を横にずらす横座りは腰椎や背骨に悪影響

あぐら、体育座り、正座から脚を横にずらす横座りは腰椎や背骨に悪影響

【スマホを操作する時は】
 スマホを持つ腕の腋の下に反対側の手を挟むとスマホが目の高さに持ち上がり、猫背を防げる。

スマホを持つ腕の腋の下に反対側の手を挟むとスマホが目の高さに持ち上がり、猫背を防げる

スマホを持つ腕の腋の下に反対側の手を挟むとスマホが目の高さに持ち上がり、猫背を防げる

【読書をする時は】
 イスごと体をテーブルに近づけて両肘をテーブルにつけると、本の位置が目の高さになる。

 風吹ケイさんが実践している動画はYouTubeで公開中(https://youtu.be/SIxuBSyI_QA)。

【プロフィール】
酒井慎太郎(さかい・しんたろう)/東京都北区王子の「さかいクリニックグループ」代表。千葉ロッテマリーンズアカデミー元公式メディカルアドバイザー。柔道整復師。全国からの難治の腰痛や膝痛の施術を行なっている。海外講演も行ないYouTubeチャンネルも開設、著書100冊以上。

風吹ケイ(ふぶき・けい)/1999年4月5日生まれ、大阪府出身。B105・W63・H95。趣味はサウナと筋トレ。最新情報は公式X(@kei_fubuki_)、Instagram(@kei_fubuki_)。小学館よりデジタル写真集『風吹ケイ 愛の息吹』、1st写真集『幕開』が発売中。

撮影/下城英悟

※週刊ポスト2023年11月10日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン