国内

佳子さまが繰り返される「女性活躍」「ジェンダー平等」に宮内庁関係者が「前代未聞」

お出まし時のファッションにもこだわりを持たれている(10月、東京・渋谷区。写真/JMPA)

お出まし時のファッションにもこだわりを持たれている(10月、東京・渋谷区。写真/JMPA)

 佳子さまは10月22日、都内で開かれたガールスカウト日本連盟主催の「ガールズメッセ2023」に出席された。国連の「国際ガールズ・デー」を記念する行事で、当日は少女や女性の視点に立って、よりよい社会を目指す取り組みへの表彰が行われた。

 壇上でスピーチをされる佳子さまは、普段のにこやかなご様子とは打って変わって、いつになく真剣な表情だった。参加者もしんと静まり返って、佳子さまに注目し、お言葉に耳を傾けた。見学されたプログラムの感想や、自らのガールスカウト体験に触れたのち、佳子さまは熱を込め、こう訴えられた。

「ガールスカウトの活動が、次世代を担う子供たちがジェンダーにとらわれず自分の思い描いた未来に向かっていくことにつながるよう願っております」

「今後、ジェンダー平等が達成されて、誰もが安心して暮らせる社会になることを、誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを、そしてこれらが当たり前の社会になることを心から願っております」

 佳子さまの力強いご発言に、会場は拍手に包まれた。「女性活躍」「ジェンダー平等」は当然達成されるべきことで、その主張は素晴らしいものだ。しかし、佳子さまを取り巻く「皇室」という環境にとっては、あまりに切実な問題でもある。

 佳子さまの活動で目立つのが、「女性活躍」や「ジェンダー平等」に関するイベントへのお出ましだ。今年4月、皇族として初めて、全国高校女子野球の選抜大会決勝戦を東京ドームでご覧になると、8月に選手権大会の決勝を観戦された。

 9月30日には、東北大学で「女子大生誕生110周年」の記念式典にご出席。壇上から参加者一人ひとりと目を合わせるようにして、お言葉を述べられた。

「佳子さまは“女性は理系科目が苦手”という偏見に触れながら、ジェンダー平等の大切さについて訴えられました。

 佳子さまのお出ましは大学側の指名でした。女子大学生の誕生を記念する、言うなれば女性活躍を願う式典なので、ぜひお願いしたいという意図があったようです。

 スピーチは長尺でしたが、ご自分のお言葉で噛みしめるように、会場の人に語りかけられていました」(宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)
《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
中日ドラゴンズのレジェンド・宇野勝氏(右)と富坂聰氏
【特別対談】「もしも“ウーやん”が中日ドラゴンズの監督だったら…」ドラファンならば一度は頭をかすめる考えを、本人・宇野勝にぶつけてみた
NEWSポストセブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《体調不良で「薬コンプリート!」投稿》広末涼子の不審な動きに「服用中のクスリが影響した可能性は…」専門家が解説
NEWSポストセブン
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”川崎春花がついに「5週連続欠場」ツアーの広報担当「ブライトナー業務」の去就にも注目集まる「就任インタビュー撮影には不参加」
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
広末涼子、「勾留が長引く」可能性 取り調べ中に興奮状態で「自傷ほのめかす発言があった」との情報も 捜査関係者は「釈放でリスクも」と懸念
NEWSポストセブン