11月6日発売の「週刊ポスト」は、増税クソメガネ改め「減税ウソメガネ」となった岸田首相と財務省の悪事を徹底的に暴くスクープ合併号。国民ひとり4万円の減税の裏では、インフレ隠れ増税がひとりあたり9万円にも達していた。さらに18兆円にも膨れ上がったコロナ交付金が使いきれず、全国の役人たちが悪知恵をしぼって様々な無駄遣いに費やしていた。城のイルミネーションやらシンガポール外遊やら、どこがコロナ対策なのかわからないインチキ事業を白日の下にさらす。ほか、前号で大反響があった降圧剤の嘘については、専門医監修の「やめ方チャート」を初公開。芸能、スポーツの特ネタも満載です。
今週の見どころ読みどころ
◆<追及スクープ>釣り大会から公用車まで……コロナ交付金18兆円のトンデモ無駄遣い
この4年間、政府はコロナ対策と称して税金を湯水のごとく使ってきた。もちろん必要な対策も多くあったが、医療者や患者、家族など必要な人たちに届かなかった支援も少なくない。にもかかわらず、その予算がとんでもない用途に使われていた。本誌は全国自治体の交付金使途を調べ上げた。あの東日本大震災の時に、なんでもかんでも「国土強靭化」と言って税金をくすねた手法とそっくりだった!
◆「減税ウソメガネ」が財務省の入れ知恵で1人9万円の「所得増税」を隠していた!
岸田首相は財界に賃上げを要請しているが、そのココロは法案を通さずに増税するためだった。本来、インフレになって賃上げが進めば、課税最低限度や税率の基準所得も引き上げなければおかしいが、政府は頬かむりしている。すでに過去2年間でそのインチキによって4.5兆円も不当に所得増税されていたことが判明した。これは納税者ひとりあたり9万円にも達する大増税だった。
◆<球界地獄耳>新生・阿部巨人に早くも響き渡る「桑田二軍監督」との不協和音
阿部新監督といえば、昭和式のスパルタ指導で知られる。秋季キャンプにあたっても、「くったくたになるまで練習」とぶちあげた。ところが、先輩にあたる桑田二軍監督の方針はその真逆。ついには「昔から怒鳴られたり、強制されて言われたことしかできない選手を育ててきた」と、昭和式スパルタを批判する発言まで飛び出した。その巨人二軍が早くも結果を出しつつあることで不和は覆い難くなり……。
◆各界ご意見番たちが愛のムチ「貴景勝よ、横綱になりたいなら九州で全勝優勝しろ」
11月場所で綱取りに挑む貴景勝への評価がかんばしくない。理由は先場所の優勝決定戦で格下相手に注文相撲で勝ったこと。勝負事だからどんな作戦もあり得るとはいえ、少なくとも「横綱相撲」ではなかった。大村崑、やくみつるら好角家や、横綱審議委員を務めた重鎮らが取材に答え、一様に厳しい“注文”をつけた。稀勢の里以来の日本出身横綱への期待は高まるが、その稀勢の里は不十分な成績で昇進したのちに短命に終わっている。
◆パパ活詐欺「頂き女子りりちゃん」の風俗、性病、逮捕の「暴走ホス狂い」
男性からカネをだまし取り、ホストに貢いでいた「りりちゃん」こと渡辺真衣被告は、詐欺の手口を指南したマニュアルを販売していたことで「第二、第三のりりちゃん」を増殖させていたことも罪深い。彼女はなぜ犯罪に手を染めたのか、ホスト狂いに陥った彼女の過去と、同様の闇に堕ちた若い女性たちの生態をライターの佐々木チワワ氏がリポートする。
◆<検証リポート>過去最高益を連発するメガバンクに預金者たちの怒りが爆発!
大銀行の業績は好調だが、それは預金者に不便と負担を強いた結果だ。店舗はどんどん減り、ついにはATMまで撤去し始めた。各種手数料は値上がりの一途で、振込手数料はついに1000円の大台が目前だ。一方でこつこつ貯めた預金には相変わらず雀の涙の利子しかつかない。さらには行員はどんどんリストラし、そりゃ儲かるのは当たり前。ついには行員と預金者の反乱が起き始めた――。
◆朝ドラ「ブギウギ」出演者たちが明かした「一糸乱れぬラインダンス」の女優魂
評判を呼んでいる朝ドラで、主人公・スズ子らが披露した美しいラインダンスがバズっている。フルバージョンはネットで公開され、再生回数はうなぎ上り。出演している多くは本職の歌劇団員だが、主演の趣里ら女優陣も一歩も引けをとらない超絶テクを見せている。そもそも一人でも力が劣れば無残に散るのがラインダンス。視聴者を魅了した高みに至る数か月の苦労を出演者や制作統括者らが明かした。
◆<深層リポート>中国・李克強「怪死」で第三次天安門事件が迫る!
習近平・国家主席は中国史上で初めて3期目に突入しているが、その第1期、第2期でナンバー2の首相を務めた李克強氏が68歳で急死した。共産党幹部向けの施設で水泳を楽しんでいたさなかに心臓発作を起こしてプールに沈んだ状態で発見されたというのだが、その不可解な経緯から暗殺説も取り沙汰される。習氏とはかねてライバルとされ、支持基盤も対立することからも憶測は広がる。改革派の流れをくむ李氏の死により、中国国内では忌まわしき天安門事件前夜をほうふつさせる危機感が高まっている。
◆<初公開>「薬やめる科」医師監修の「降圧剤やめ方チャート」
降圧剤服用者は多いが、その何割かは不要な薬を飲まされている可能性が高い。今回は、降圧剤では治療できない高血圧の症状や、多剤併用に陥る典型パターンなどを検証する。そのうえで、日本で唯一の「薬やめる科」を開設する松田医院和漢堂の松田史彦院長の監修で、降圧剤をやめる、減らすためにどのような手順を踏めばよいかのチャートを公開する。特集内では、そのほかに糖尿病薬やコレステロール薬の過剰処方も検証している。
◆<没後30年 特別編集カラー>永遠の妖精、オードリー・ヘップバーンの美身
銀幕の可憐で美しい姿だけでなく、老年にいたってもボランティアに奔走したオードリーの在りし日の貴重なカットを集めた。ここでしか見られない妖精の生涯をぜひ。
◆<潜入グラビア>ゴルゴ13が生まれる部屋
連載開始から55年を迎える不朽の名作は、作者であるさいとう・たかを氏が亡くなった後も、その遺伝子を受け継いだスタッフによって新作が作り続けられている。徹底した分業制で作者のテイストを再現するプロダクションの内部に潜入取材した。なんと、手書き文字はさいとう氏の直筆を一つ一つコピーして貼られていた!
◆<減税の恩恵が大豊作>秋の新作ビール13種 忖度なしの飲み比べ
10月に酒税法が改正され、ビール飲料の税金は安くなった。そこを狙ってメーカー各社は新作ビールを相次いで発売。秋限定商品を含め、レビュアーたちも思わずうなる出来栄えになっていた。最高点の54点を獲得した2種とは?
◆<保存版>手続き、相場、トラブル対策ほか「墓じまい」が全部わかる
墓じまい件数は年間12万件にのぼるが、事情が様々なだけにマニュアルや公的窓口などがほとんどない。この企画ですべての疑問、不安が氷解します。
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