1974年創業、スロージューサーのパイオニア「ヒューロム」。低温・低速搾汁で作る無添加のジュースは世界88か国で愛飲されており、2020年には累計販売台数が1000万台を突破(展開国数・販売台数は2020年12月時点)。そんな人気家電がさらなる進化を遂げた。
まずは、独自技術の「スロー・スクイージング・テクノロジー」だ。
「果物や野菜などを上から圧搾するスクイーザーに、ツイストしながら1分間に約90回転というゆっくりとした速度で搾るスクリューを組み合わせました。金属刃を使わずじっくりと搾汁するため、摩擦熱が生じにくく、野菜や果物にかかるストレスや熱を最小限に抑えられます。栄養素や酵素の損失を減らし、色と香りを引き出したサラサラのジュースを抽出します」(同社広報担当の藍森由香さん・以下同)
野菜や果物を投入する容器「メガホッパー」の内径は140mm。既存の45mmから約3倍拡大した。そこに丸ごと、あるいはざく切りにした野菜や果物を入れると、内部の回転刃が適切なサイズに自動でカット。準備の手間が軽減された。
2Lと大容量で、搾汁中に容器を開けると自動的に停止するため、材料の追加も容易だ。
多くのジューサーは、野菜・果物・フローズンなど食材によってフィルターを取り替える必要があるが、本製品はフィルター選びに戸惑ったり、交換の煩わしさがないオールインワン仕様。また、スクリューとフィルターが一体化したため、パーツはわずか3つ。洗浄や組み立てが容易になり、搾りかすの扱いも格段とラクになった。
「フィルターがメッシュ状だと繊維質の搾りかすが詰まり、洗浄が面倒でした。そこで本品は特別に設計された樹脂フィルターを採用。水でサッと洗い流すだけです」
さらに、搾りかすカップはジューサーの背面に内蔵。スリムで省スペースを叶えた。