10月30日、田園都市線渋谷駅に突如現われたファッション雑誌『Oggi』の巨大デジタルサイネージ。秋冬ものの最新トレンドのファッションをまとうモデルたちの中でもひときわ目を惹いていたのが、モデルで女優の飯豊まりえ(25)の広告だ。その前を行き交う同年代の女性たちは、足を止め、「かわいい!」「私もまりえってぃになりたい」と歓声を上げていた。
飯豊は、10月8日に最終回を迎えたドラマ『何曜日に生まれたの』(テレビ朝日系)で主演を務めた。同作品は『ひとつ屋根の下』(1993年、フジテレビ系)など数々の大ヒット作品を手掛けた野島伸司氏がメガホンをとった。
飯豊演じるヒロイン・黒目すいは高校時代のある出来事をきっかけに10年以降ひきこもりを続けている“ヒキコモリスト”。しかし、そんなすいの社会復帰をもくろむ人気ライトノベル作家・公文竜炎(溝端淳平・34)との出会いをきっかけに、すいは自分だけでなく、周囲をも変えていく。恋ありサスペンスあり、ミステリありのヒューマンストーリーだ。ドラマウォッチャーがこう話す。
「最近の野島さんは飯豊さんがお気に入りで、2人のタッグは今回で3作目。野島さんの指名により飯豊さんはヒロインに抜擢され、台本も彼女のための『当て書き』です。野島さんは、惚れ込んでいるだけあって飯豊さんの“本質”を鋭く見抜いており、普段は明るくたくましい女性役の印象が強い飯豊さんが、今回はボサボサ髪にすっぴん、スウェットで暗い過去を持つ、どこか影のあるヒロインを見事に演じきり、大きな話題となりました」
本誌・週刊ポストはそんな飯豊のロケ現場をキャッチしていた。8月上旬の19時頃、都内のフットサル場で撮影をするドラマのロケ隊を発見。中には、飯豊と溝端のほか、早見あかり(28)や主人公の高校時代の部活仲間役の井上祐貴(27)、濱正悟(29)の姿があった。居合わせた男性がその時の様子をこう話す。
「その日は高校時代のサッカー部仲間がフットサルを楽しんでいるところに、飯豊さんと溝端さんが訪れ、いろいろと話をするシーンを撮っていました。ドラマでは、すいがひきこもりになるきっかけとなったバイク事故について、当時の仲間たちと話し合うという重要な場面だったため、みんな真剣な面持ちで、見ている私も緊張してしまったほどです」
だが、カメラが止まると、状況は一転したという。
「出演者の方は皆さん一気に笑顔になって、雑談したりして楽しそうでした。印象的だったのが、その日は猛暑日で、夜9時を回ってもまだ暑かったのですが、袖の短いブラウス姿の飯豊さんの真っ白な腕が夜目にも眩しくて……。また、ハイウエストのパンツで足が長くて…すごすぎるスタイルが際立っていました」(同前)