芸能

【SMAP“再結成”への道】スマスマ謝罪会見の真相と“木村拓哉&中居正広のギクシャク”の原点

中居正広(写真は2023年7月)

中居正広と木村拓哉のギクシャクの原点とは(写真は2023年7月)

 国民的グループの双璧をなした木村拓哉(50才)と中居正広(51才)。旧事務所の解体的出直しによって、長らく不可能とされてきたSMAPの“再結成”にも明るい兆しが見えはじめた。かつてないほどに機運が高まり、それぞれのメンバーが歩み寄る姿勢を見せるなか、ツートップが下す決断は──。【前後編の後編。前編を読む

 旧ジャニーズ事務所の解体的出直しで、関連会社の実態にも関心が集まる中、関係者の間で密かに注目されているのがSMAPの版権管理などを担ってきた、旧ジャニーズ事務所の関連会社「ジェイ・ドリーム」社の行方だ。SMAPの黄金期だった2005年6月に設立された同社は、かつてはジャニー喜多川氏が社長を務めていたものの実権を握っていたのはSMAPの元チーフマネジャーだった。

「その元マネジャーとSMAPの5人も株主で、グループ解散後も木村さんが事務所に残ったため現在も会社は存続しています。内部留保が数十億円あるといわれ、同社が清算されれば元メンバーにも億単位の残余財産が分配される可能性もあるといいます」(別の芸能関係者)

 1988年にグループが結成されてから、2016年末に解散するまで元SMAPの5人は30年近い年月を共にした。その間に彼らが稼ぎ出した金額は数百億円に上るともいわれる。不世出の国民的グループはなぜ別々の道を歩まなくてはならなかったのか。彼らにとって、そしてファンや視聴者もいまいましい惨事として記憶しているのが2016年1月18日にフジテレビで生中継された“謝罪会見”だ。

「ダークスーツに身を包んだ5人のメンバーが沈鬱な表情で頭を下げ、視聴者に詫びる異様な光景がテレビ画面に延々と映しだされたのです。平常心を保とうとした中居さんは自分の手の甲をつねり、青い顔をした香取さんが無表情のまま立ち尽くす姿が“公開パワハラ”だと批判されました。

 その会見でひとり気を吐いたのが木村さん。『何があっても前を見て、ただ前を見て進みたい』と力強く宣言する木村さんとほかのメンバーの温度差は隠し切れなかった」(前出・芸能リポーター)

 会見を行った時点でSMAPが解散することは決まっていなかった。むしろ解散を回避するための意思表明だったとされる。

「4人のメンバーは元マネジャーとともに全員で独立しようと考えていたが、木村さんにその気はなかった。木村さんは一貫して『マネジャーが辞めるのに、なんでおれたちがついていかなければならないの?』と考えていたそうです。SMAPを存続させるために、5人はファンに謝罪し、一度は元サヤに戻る道を選んだのです」(前出・芸能関係者)

関連記事

トピックス

タイ警察の取り調べを受ける日本人詐欺グループの男ら。2019年4月。この頃は日本への特殊詐欺海外拠点に関する報道は多かった(時事通信フォト)
海外の詐欺拠点で性的労働を強いられる日本人女性が多数存在か 詐欺グループの幹部逮捕で裏切りや報復などのトラブル続発し情報流出も
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《虫のようなものがチャーシューの上を…動画投稿で物議》人気ラーメンチェーン店「来来亭」で異物混入疑惑が浮上【事実確認への同社回答】
NEWSポストセブン
6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト