ライフ

スロバキア人のエリーさんが辿り着いた、日本の“スナック”の魅力「どこか懐かしくて、実家のような空間」

スナックのなんとも開けづらく感じる重厚な扉を開けるのは日本在住歴5年のスロバキア人のエリーさん。スナックの感想は「heartwarming(心が温かくなる)!」

スナックのなんとも開けづらく感じる重厚な扉を開けるのは日本在住歴5年のスロバキア人のエリーさん。スナックの感想は「heartwarming(心が温かくなる)!」

 いま訪日外国人観光客たちの間で、日本らしい夜の遊び場として「スナック」が注目を集めている。いったいスナックのどこに惹かれているのか──実際にスナックに魅了されたという外国人女性に話を聞いた。

 幼少期から日本文化に惹かれ、初めて見た邦画は『雨あがる』だというスロバキア人のエリーさん(29)。

「観た後のあの晴れ晴れとした気持ちがなんとも言えませんでした。24歳で来日して語学教師として就職後、旅行会社に転職しました。外国人向けの旅行企画を考えている時にスナックの魅力にたどり着いたんです」

 かつてオンラインスナック横町文化株式会社の代表、五十嵐真由子氏が主催するスナックツアーにも参加し、その後は自ら地方に赴いて、地元スナックの重い扉をひとりで開いたという。

「最初はお店のママもお客さんも私を見て驚いていましたが、私が日本語で“こんばんは”と言うと一気にウェルカムなムードになりました。そのときはみんなで『竹田の子守唄』を歌いましたね」

 エリーさんにスナックの魅力は何かを聞いた。

「どこか懐かしくて、実家のような空間が好き。都会に一人で住んでいても寂しくない第二の家のような雰囲気が、スナックの魅力です」

取材・文/河合桃子

※週刊ポスト2023年11月17・24日号

関連記事

トピックス

異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンを食べようとしたらウジ虫が…》「来来亭」の異物混入騒動、専門家は“ニクバエ”と推察「チャーシューなどの動物性食材に惹かれやすい」
NEWSポストセブン
「ONK座談会」2002年開催時(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 長嶋一茂のヤクルト入りにカネやんが切り込む「なんで巨人は指名しなかったのよ。王、理由をいえ!」
週刊ポスト
タイ警察の取り調べを受ける日本人詐欺グループの男ら。2019年4月。この頃は日本への特殊詐欺海外拠点に関する報道は多かった(時事通信フォト)
海外の詐欺拠点で性的労働を強いられる日本人女性が多数存在か 詐欺グループの幹部逮捕で裏切りや報復などのトラブル続発し情報流出も
NEWSポストセブン
6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《虫のようなものがチャーシューの上を…動画投稿で物議》人気ラーメンチェーン店「来来亭」で異物混入疑惑が浮上【事実確認への同社回答】
NEWSポストセブン
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン