11月17日発売の「週刊ポスト」は、かつてないハイペースで増税+負担増に突っ走る岸田政権の内幕をえぐる追及スクープ号。所得増税、インボイス増税、社会保障負担増を推し進める黒幕は、やはり財務省にいた。さらに4万円“ぽっち”の還元で泣き寝入りしないための「申請するだけでもらえるお金」を徹底的に調べた。なんとパスポート取得や墓じまいにも助成があった! ほかに新生・阿部ジャイアンツの「厄介者」、飲んでも無駄なサプリ、中国の新たな産業スパイ計画など注目特集が満載です。
今週の見どころ読みどころ
◆こんな“省のなかの省”はぶっ壊せ! 財務省「大増税計画」文書をスッパ抜く
学歴コンプレックス(東大3回失敗)が強い岸田首相は、東大エリート揃いの財務省の言いなりだ。その財務省から総理のお守りとして派遣された首相秘書官が書いた「厳秘」の増税計画書を入手した。さらに、10月にスタートしたインボイス制度では、消費者に18%もの消費税をこっそり負担させる「二重取り」の仕組みが隠されていることも暴く。経済アナリストの森永卓郎氏は、財務省の嘘で国民に“全財産献金”させる「ザイム真理教」の呪縛から脱しろと説いた。
◆<保存版>申請しないともらえない「こんなにお得なお金」一挙公開!
隠しているわけではないのだろうが、行政は国民に「得する制度」を親切に教えようとはしない。知ってる人だけ得しているのだ。政府がこれでもかと国民の財布に手を突っ込んでくるのなら、こちらは取り返す知恵をつけるしかない。高額療養費制度や失業給付などは知っている人も多いだろうが、パスポート取得や海外旅行から、墓じまい、給湯器、断熱サッシ、引っ越し代、宅配ボックス設置まで、実に多様な「もらえるお金」があることはあまり知られていないだろう。さらに、自分のプロフィールや居住地から得するサービスを検索できる最新兵器も紹介する。
◆阿部巨人を悩ませる「原の不良債権」は大物FA軍団と「切れないコーチ陣」
阿部新監督は早くも「脱・原」の覚悟を見せ、原前監督が始めた習慣を撤廃したり原チルドレンを容赦なく切ったりしている。が、長期政権の負の遺産はあまりにも重い。中田翔は自らチームを去る決断をしたが、丸佳浩らベテラン大物選手の使いどころがなく、並み居るコーチ陣には「身分保障」の裏契約があるとも。そして、疎まれる外様と阿部チルドレンの待遇格差に内紛の芽が……。
◆ジャニーズなき紅白の一番の見どころは「ランちゃんとスズ子の親子共演」
紅白歌合戦に68歳にして初出場するのが、元キャンディーズで現在はソロで歌手復帰している伊藤蘭だ。実娘の趣里が朝ドラ『ブギウギ』の主役・スズ子を演じていることから“娘の七光り”という辛辣な声もあることにはあるが、これまで親子として芸能活動をしたことがなかっただけに、スズ子がゲストとしてブギウギを披露するとも言われる紅白での親子初共演に期待が高まっている。
◆報酬5億円、家や車も提供――習近平が再び「日本の頭脳」に手を伸ばしてきた
2008年、中国政府は世界の研究者やエンジニアを取り込む「千人計画」を立ち上げた。しかし、アメリカなど各国が技術、知的財産の流出を危惧して批判と規制を強めると、いつの間にか計画は姿を消した。ところが、日本の公安などの調べで、その企みは形を変えて進行中であることが発覚した。取材に答えた日本のビジネスマンは、巧妙に近づいてくる中国の魔の手について生々しい体験を明かした。
◆「クマちゃん殺さないで」クレーマーの“駆除”に被害自治体がてんやわんや大騒動
史上最悪のクマ被害が全国で報告されるなか、捕らえられたクマの画像、映像を見た被害と無関係の市民から、駆除した自治体にクレームを入れるケースが激増している。親子グマを駆除した秋田県美郷町には1200件もの電話、メールが殺到した。多くの死者も出ているのに、クレーマーは電話口で「クマちゃんがかわいそう」などと平気で口にするそうだ。その心理はどこから来るのか、当事者や専門家が根深い背景を指摘した。
◆北野武が語る映画『首』――オイラが描く本能寺の変は成り上がりと田舎者の物語
北野監督の大作『首』がいよいよ封切られる(11月23日公開)。本誌にその手ごたえを語った監督は、本能寺の変という「ベタなネタ」を題材にした理由について、「どうも戦国武将を美化しすぎている気がしてさ。この辺の登場人物はみんな成り上がりの田舎者じゃないかって。知っての通りオイラはひねくれ者なんで反発したくなった」と明かした。内外で前評判が爆上がり中の本作は、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、そしてビートたけしといったそうそうたる俳優陣が「カッコよくない戦国武将」を演じ切る。
◆グラブ6億円、難病の子供に10億円――大谷翔平は「クレメンテ賞」も当確!?
全国2万の小学校すべてにグラブを寄贈した大谷に賞賛の声が上がっているが、一流のメジャーリーガーの多くがそうであるように、大谷はこれまでもチャリティに桁外れの私財を投じてきた。2021年にはリーグMVP、選手会MVPの賞金10億円あまりを全額、闘病する子供を支援する団体に寄付している。慈善活動に尽力し、その活動中に不慮の事故で亡くなった元パイレーツのロベルト・クレメンテを称えた賞の候補に名が挙がるのも当然か。
◆グルコサミン、亜鉛、ウコン、ブルーベリー……実は飲んでも無駄or有害なサプリ
健康志向の高まりでサプリメント市場は拡大の一途だが、サプリはあくまで「食品」であり、薬効が認められた医薬品ではない。それどころか、食品であるゆえに、有害な物質さえ含まなければどんな事業者でも簡単に製造・販売することができる。当然、健康被害も多く出ていると推定されるが、その実態はよくわかっていない。しかし、実は期待されているような効果がないことや、逆に危険な事例があることが判明しているものもある。本誌は人気の高いサプリの「本当の実力」「隠れた危険」を調査した。ブルーベリーは目に良い、グルコサミンはひざに良い、ウコンは肝臓に良い、そう思って疑わない人は危ない!
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