NHK朝ドラ『ブギウギ』でヒロイン・スズ子を演じる趣里(33)。作中では、実年齢が7才しか離れていない水川あさみ(40)が「お母ちゃん」のツヤを演じているが、“実のお母ちゃん”に明るいニュースが舞い込んだ。
「メールで伝えたところ『え!』とびっくりしていて、『頑張って』という言葉をもらいました」
46年ぶりのNHK紅白歌合戦出場が決まった歌手の伊藤蘭(68)は、娘の反応についてそう明かした。
1970年代にアイドルグループのキャンディーズとして一世を風靡した伊藤は、ソロとして初めての紅白出場となる。芸能評論家の三杉武氏が語る。
「今年はキャンディーズのデビュー50周年というアニバーサリーを迎え、以前から期待されていた蘭さんの出場が現実となりました。そうなると気になるのが趣里との『母娘共演』が実現するのかどうか。
今年の紅白では幕間の特別ステージで、趣里が『ブギウギ』の主題歌『ハッピー☆ブギ』を歌う予定だと報じられています。2019年に蘭さんが歌手活動を再開する際には、趣里も『早く聴きたい』と後押ししたようですし、戦後のスター歌手を演じる趣里と元トップアイドルの蘭さんの初共演が実現すれば、間違いなく今年の紅白の目玉となるでしょう」
趣里は2011年に女優デビューし、両親の名前に頼らず地道な活動を重ねてきた。2018年公開の映画『生きてるだけで、愛。』でヌードを披露する体当たりの演技が高く評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
自力でキャリアを積み重ねてきたからこそ、これまで趣里が両親について触れることはほとんどなかったし、両親も夫婦の対談記事でさえ娘の話を出すことはなかった。
だが、ここにきて共演解禁の兆しがあるのだ。スポーツ紙記者が語る。
「父親の水谷豊が『週刊文春』(2023年11月16日号)のインタビューに応じ、初めて趣里について語りました。紅白の会見で蘭さんが趣里とのやり取りについて明かしたことからも、機は熟したということでしょう」
紅白で夢の親子共演が実現するなら、どんな内容になるのか。三杉氏はこう予想する。
「趣里は『ブギウギ』主題歌の披露のほか、朝ドラのヒロインとして審査員席に座る可能性があります。蘭さんが歌う前に司会者の脇で趣里が母にエールを送る流れになるかもしれません。今は若い世代にも昭和の歌謡曲が人気なので趣里と蘭さんが一緒にキャンディーズの名曲を歌えばエンタメ的には最高ですが、さすがにそれは期待しすぎでしょうか(笑)」
※週刊ポスト2023年12月1日号