11月27日発売の「週刊ポスト」は、半世紀にわたり日本政治を動かしてきた池田大作・創価学会名誉会長の死去により揺れ始めた永田町の風雲急、さらに大物世襲代議士の夜の警察沙汰をスクープする。アレのアレ、阪神タイガースにはOBの江夏豊、田淵幸一の両氏が夢の対談で日本一を語り尽くした。大谷翔平をめぐるMLB巨大ビジネスの裏、新NISAで爆騰が期待されるマル秘銘柄、増税に対抗する究極の節税術も詳報する。
今週の見どころ読みどころ
◆大恩ある義父の葬儀から「池田大作邸」に駆け付けた岸田首相が恐れたもの
池田氏の死去が伝えられると、訪米中の岸田首相は間髪入れずに公式サイトとSNSで弔意を示した。総理大臣が宗教家の死にこんな対応を見せることは異例だ。さらに、帰国してすぐに大恩ある義父の葬儀に出席すると、その足で東京に飛んで帰って池田氏が拠点にしていた教団施設に弔問に向かった。岸田氏の最大限の気遣いの理由は、カリスマの死で創価学会にくすぶる「岸田おろし」の声が高まることを恐れたためだという。さらに本誌ではノンフィクション作家の広野真嗣氏が寄稿し、「自家用バス」で活動していた最晩年の池田氏の様子をリポートした。
◆<黄金バッテリー特別対談>江夏豊×田淵幸一「タイガース、ホンマによく頑張った!」
往年の大スター二人が最強阪神への思いを語り合った。「岡田監督は早稲田野球」「大山は傷ついたと思う」「阪神ファンの野次とありがたさ」「坂本は12球団で一番上手い」など、数々のびっくり発言が飛び出し、歴史的快挙を深く読み解いた。
◆「ガス会社の者」を名乗って泥酔女性にキスして警官を呼ばれた自民党代議士
安倍政権、菅政権で選対委員長など党の重職を務めた山口泰明氏は、2年前に引退して息子の晋氏に地盤を世襲させた。そのルーキー代議士が夜の街で警察沙汰を引き起こした。被害を訴える20代女性、まさかのキス現場に居合わせた母親は山口議員を激しく追及した。本誌直撃に同氏は「倒れそうになった女性に抱きつかれた」と反論し、実際にキスをしたのか、なぜ自身を国会議員ではなく「ガス会社の者」と説明したのかは明確に答えなかった。
◆身体ひとつで1800億円を稼ぎ出す「株式会社・大谷翔平」の巨大ビジネス
専門家の試算によると、2021年から4年間に大谷が生み出す経済効果は1800億円に達するという。たった一人でそれだけ経済を成長させるということだから並みの企業では太刀打ちできない。巨額年俸に注目が集まるが、本人にはそれに匹敵するスポンサー収入もあり、さらに国内には親族を役員にした会社も設立していることがわかった。
◆本誌直撃に元白鵬が「理事選には出ません」爆弾発言で角界騒然
相撲協会のトップに君臨する理事は定員10名で任期は2年。来年1月に行なわれる理事選への出馬を明言していた元横綱・白鵬の宮城野親方が、本誌に対してまさかの「出ません」宣言。これがNEWSポストセブンで速報されると九州場所さなかの角界は騒然となった。慣例に逆らう半年前の出馬宣言から今回の仰天翻意までに何があったのか。内幕はやはりドロドロの権力闘争に満ちていた――。
◆新NISAの大波にがっつり乗る「12月・青田買い銘柄」はコレだ!
来年1月に新NISAがスタートすれば、これまで投資に無縁だった多くの国民が市場に参入してくると見られている。そうした初心者がどんな投資先を好むかは過去のデータでおおよそわかる。ならば、それを見越して今のうちに仕込んでおけば労なく利益をあげられるはず。本誌の取材に投資のプロたちは青田買いにおすすめのとっておき18銘柄を挙げた。
◆<新書発刊記念>ビートたけし「ニッポンを壊す“普通”の人たち」
たけしの最新刊『ニッポンが壊れる』(小学館新書)が発売された。本人も「仰々しいタイトル」と言う本書に込めたメッセージを改めて語った。旧知の仲だった安倍晋三・元首相を銃撃した犯人のように、「普通」の風貌をした人たちが国の根幹を揺るがす時代の怖さを指摘した。「脱税していた財務副大臣」「エッフェル姉さん」「統一教会議員たち」のモラル崩壊にも厳しい目を向ける。
◆ベストセラー作家・橘玲氏も指南――「税金を納めない」正しい作法
国のトップが増税クソメガネなら、国民は合法的に税金を減らす工夫をするしかない。本誌はこれまで様々な視点から最新の制度にあわせた節税術を紹介してきた。今回も住民税、相続税、所得税、退職金課税などを最小限に抑えるテクニックを詳報するとともに、近著『世界はなぜ地獄になるのか』がベストセラーになっている橘氏が「マイクロ法人のすすめ」を寄稿する。定年を迎えたサラリーマンは、実は再雇用や起業を目指すより、「個人ではなく法人」として慣れ親しんだ仕事を続けるのが得策だという。
◆アメリカでシード落ちの渋野日向子にエール「日本に復帰して完全復活を」
シブコは残念ながらぎりぎりでアメリカツアーのシード権を逃した。それでも年間20試合程度は出場できる見通しだが、日本のゴルフ関係者からは「帰っておいで」とエールが送られている。全英オープン優勝を達成した青木翔コーチとのコンビで1年頑張れば、スイングの悩みと迷いも解消するという指摘だ。
◆ビール、パン、カップ麺……大手メーカーに総直撃「糖質オフって信じていいの?」
健康志向から、ありとあらゆる食品で「糖質オフ」がもてはやされている。が、実はこの言葉は食品表示法にはなく、基準も定められていない。消費者庁に取材すると「各社に聞いていただかないとわからない」との答え。そこで食品や飲料の大手メーカーに聞くと、それぞれ「オフ」だとする根拠や基準が違っていることが判明した。
※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!