スポーツ

巨人・秋広優人、自由契約になった“師匠”中田翔と合同自主トレ継続 「得られるものは少ない」と厳しい声も

中田翔(左)とは「退団しても師弟関係は継続」と明言している秋広優人(/時事通信フォト)

中田翔(左)とは「退団しても師弟関係は継続」と明言している秋広優人(/時事通信フォト)

 オプトアウトの権利を行使して、巨人を自由契約になった中田翔(34)。阿部慎之助・新監督(44)が4番に据える岡本和真(27)をファーストに固定する意向もあって、出場機会の多い新天地を探す道を選んだ。そうしたなか、巨人で中田を慕っていた“未来の4番”の動きに注目が集まっている。

 移籍先を探ることになる中田について、スポーツ紙デスクはこう話す。

「中田はFAの権利を手にしていましたが、獲得した球団が補償を求められる状況を避け、あえて自由契約となって移籍のハードルを下げた。これにより補強に資金を注ぎ込まないとされる立浪(和義)・中日が獲得に動いている。ただ、中田本人は子供の学校の関係もあり、在京球団でDHもあるロッテを希望しているようです」

 争奪戦とまではいかないが興味を示す球団もあり、来シーズンは巨人での“塩漬け”を避けて他球団でプレーすることになる中田。それを複雑な思いで見つめるのが、松井秀喜氏の背番号「55」を継承した巨人の“未来の4番”の秋広優人(21)である。

 秋広は1年目のオフから2年連続で中田翔との沖縄・石垣島での自主トレ参加した愛弟子だ。体力作りのために中田から1日12合の白米を強制的に食べる“食トレ”を課せられたことも話題となった。秋広はスポーツ報知のインタビュー(11月22日付)に「退団しても師弟関係は継続します。(中田の)自主トレには参加します」と明言する。

 入団時に身長2メートル、体重95キロだった秋広の今年の体重は101キロ。自主トレ時には107キロになったこともあり、前出のインタビューでは「110キロまで増やしたい」とも話しているが、前出・スポーツ紙デスクはこう続ける

「中田の指導は一定の成果をあげているようではあるが、秋広とファーストのポジションが重なる中田がどこまで本気で育てようとしているのか、首をかしげる球団関係者も少なくなかった」

「タイプが違うので何を学ぼうとしているのかわからない」

 秋広の今後にとって大事な時期であるのは間違いない。3年目の今シーズンは121試合に出場。打率.273、41打点、10本塁打の成績を残し、スタメンでの出場が107試合あったものの、ファーストでは18試合に留まった。ほとんどがレフトで、DHやライトという試合もあった。スポーツジャーナリストが言う。

「阿部巨人はファーストに岡本、サードに坂本勇人(34)、ショートに門脇誠(22)を固定する方針なので、秋広はレフトのポジションでレギュラーを目指すことになる。ファーストが専門の中田にこだわる必要はないでしょうし、巨人にいい感情を持っていないであろう中田と一緒に時間を過ごすことについて心配する球団フロントもいます」

関連キーワード

関連記事

トピックス

大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト