女性の82%が肌に自信を持てないと考えているようだ。肌トラブルの上位は、毛穴、シミ、乾燥などとなっていた。DHCが20代~50代の女性1000人を対象に調査し、その結果を2023年11月22日に伝えている。
同社は2023年10月に、20代~50代の女性1000人を対象とした「美容に関するアンケート」と題したネットリサーチを行った。
1000人のうち、「肌に自信が持てない」と回答した女性は82.4%に上った。肌悩みを年代別に見ると、次の通りだった。
20代:毛穴(54.4%) ニキビ・吹き出物(50.8%) 肌荒れ(50.8%)
30代:毛穴(58.4%) シミ(54.8%) 乾燥(45.6%)
40代:シミ(70.0%) くすみ・クマ(48.8%) 毛穴(47.6%)
50代:シミ(74.4%) たるみ(61.6%) シワや小じわ(57.2%)
仕事のストレスや乾燥などがトラブルにつながる
職場環境に肌の不調の原因があると回答した人は62.7%だった。
具体的にその内訳として、54.0%の人が「仕事関係や人間関係によるストレス」を挙げていた。また、41.5%の人が「空調の影響などによる乾燥」、37.8%の人が「寒暖差が激しい」ことを肌の不調の原因に挙げていた。
また、20~30代の人たちを中心に、物価の高騰により、肌ケア用品の購入頻度を減らす、使用量を減らす、使用アイテムを減らすといったトレンドが見られた。
肌の健康を保つためには、特に冬季に保湿に注意を払うことが重要と、同社は強調。乾燥が進みやすい季節に、肌ケアを丁寧に行うことを気を付けるとよいのだろう。
参考文献
働く女性1000名調査 DHC肌環境レポート~3年ぶりの行動制限のない冬で環境も激変?~
20代男性の見た目への意識がトップ、シミ・シワ・たるみが顔の3大悩み、ヤーマンが400人男女を調査
横顔の変化に30、40代驚き、花王調査でフェイスラインの「もたつき」確認
シミやシワのできやすさに個人差があるのはなぜ?背景に遺伝子の違い、日本メナード化粧品が発表
【プロフィール】
星良孝/ヒフコNEWS編集長。ステラ・メディックス代表、獣医師、ジャーナリスト。東京大学農学部獣医学課程を卒業後、日本経済新聞社グループの日経BPで「日経メディカル」「日経バイオテク」「日経ビジネス」の編集者、記者を務めた後、医療ポータルサイト最大手のエムスリーなどを経て、2017年にステラ・メディックス設立。医学会や研究会での講演活動のほか、報道メディアやYouTube『ステラチャンネル』などでも継続的にヘルスケア関連情報の執筆や情報発信を続けている。獣医師の資格を保有しており、専門性の高い情報にも対応できる。
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