グゥォングゥォンという排気音が激しく鳴り響く。サングラス姿の女性が大型のハーレーダビッドソンにまたがって、猛スピードで走る映像が流れると、約1万5000人の観客で埋めつくされた会場からは、大きなどよめきが沸き起こった──。11月23日、普段のかわいらしいイメージとは真逆の精悍な表情を見せたのは、単独イベント「永野芽郁 非公開in日本武道館」に臨んだ永野芽郁(24才)だ。
「国内の現役女優としては初となる単独の日本武道館イベントで、当日まで内容がまったく明かされていないにもかかわらず、チケットは一般発売からわずか20秒で完売しました」(芸能関係者)
歌手でもない、ダンサーでもない彼女が一体何をやるのか──ファンの間では、期待と同時に、不安も高まっていたが、2時間半のイベントはサプライズの連続だった。朝ドラ『半分、青い。』(2018年)で共演したお笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平(52才)と一緒にクイズや寸劇で笑いを誘ったかと思えば、自身が作詞作曲した歌をピアノで弾き語りして、ファンを魅了。
なかでも観客を沸かせたのは、昨年末に『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしたシンガーソングライター・Vaundy(23才)とのコラボだ。永野が主演したNetflixのドラマ『御手洗家、炎上する』の主題歌『カーニバル』を、Vaundyが生で歌い出すと、バックで永野がドラム演奏を始めたのだ。
「ドラムは永野さんの趣味で、ストレスがたまったときには必ずたたくのだとか。曲のフィナーレではVaundyがドラムの横にあるせり上がりに足をかけて、彼女と目を合わせて歌うシーンもあり、大きな歓声があがっていました」(前出・芸能関係者)
先輩から後輩まで、幅広い交友関係を築いていることで知られる永野には、応援メッセージも多く届いた。鈴木亮平(40才)、今田美桜(26才)、水川あさみ(40才)、ムロツヨシ(47才)など、錚々たるメンツが愛の溢れるメッセージを送る中、実は直接会場を訪れ、応援にかけつけた人も。
「ビデオメッセージで『めいー!』と親しそうに呼びかけていた坂口健太郎さん(32才)がお忍びで観覧していたんです。他にも、萩原利久さん、斎藤工さん、青山テルマさんらも来ていました。坂口さんは、会場の端の方で黒い帽子を深く被っていましたが、背が高くて、顔が小さくて……。かなり目立っていたので、周囲はザワついていました」(前出・芸能関係者)