国内

「週刊ポスト」本日発売! 官房機密費「五輪招致に使った」衝撃証言ほか

 12月4日発売の「週刊ポスト」は、日本を揺るがす重大ニュースの裏を暴くスクープ号。馳浩・石川県知事の発言に端を発した「東京五輪、IOC委員への贈賄疑惑」で、ついに焦点の官房機密費の実態を知る政府元首脳が「五輪に使った」と証言した。三井住友FG社長の急逝を招いたすい臓がんについては、その恐ろしさを医師や経験者が語る。前号スクープで醜聞にまみれた「泥酔キス代議士」には新たに公選法違反疑惑が……。ほか、「4億円国際ロマンス詐欺」被告の告白、新NISAの活用術、文壇の巨星・伊集院静氏の追悼特集など必読の一冊です。

今週の見どころ読みどころ

◆河村建夫・元官房長官「馳浩くん、なぜ機密費五輪招致の発言を撤回するのか」
年間約10億円に達する官房機密費は領収証も要らない政権の「つかみ金」だ。その使途を巡ってはこれまでも多くの疑惑が指摘されてきた。今回、馳知事の“失言”で明かされた五輪招致の贈賄疑惑について、かつて機密費を差配していた河村氏が重大な証言をした。同氏によれば、五輪招致のために馳氏とハンガリーに行き、IOC委員を招いたコンサートを開催したという。その費用について「今思えば機密費から出たのだろう」と語った。前言を翻した馳氏には、「政治家の発言は重い。撤回は取るべき態度ではない」と苦言を呈した。
本誌ではさらに、過去の機密費のデタラメな使い途について、他メディアに先駆けて独走追及してきた記録を公開する。

◆楽天「安楽パワハラ事件」が「球団のスクープつぶし」新疑惑に発展
この問題は各スポーツ紙が横並びに同時刻に報じて発覚したが、そのなかで唯一、田中将大の関与に触れたスポーツ報知の記事は、その後修正された。楽天球団がHPで「一部選手の掲載もあり誤解を生むような報道もなされており……」と警告していたことから、球団による圧力も取り沙汰される事態となった。報知と楽天はどう答えたか。

◆NHK「夜9時50分の恋人」人気アナが極秘結婚していた
高知放送局から異例のスピード出世を果たした吉岡真央アナは「ニュースウオッチ9」のスポーツコーナーを担当して人気もうなぎ上りだ。実はその吉岡アナ、東京進出の前に結婚していたのだという。本人を直撃すると、「ふふ、すいません。何も言えないもので」と言葉を濁しつつ笑顔で立ち去った。そのお相手とは?

◆<追悼グラビア>伊集院静「なぎさホテルと夏目雅子」
多くのファンに惜しまれつつ亡くなった作家・伊集院静氏とともに世界を飛び回ってきた本誌編集部には、数十年にわたる膨大な記録が残された。作家、作詞家としての偉業はもちろん、国民的女優との結婚やヤンキース・松井秀喜との交流、世界の美術をめぐる旅など、貴重な思い出をカラーグラビアで振り返る。

◆<徹底追及>日本をダメにする世襲政治家の「あやしいカネ」
世襲政治家の多くは、生まれた時から「センセイのご子息(ご令嬢)」として周囲からちやほやされて育つ。政治家になるために必須とされる「地盤」「看板(知名度)」「かばん(政治資金)」も親から受け継ぐから苦労もなく議員バッジをつけられる。だからなのか、カネにまつわるスキャンダルも後を絶たない。前号で「泥酔キス事件」をスクープした山口晋・代議士に、今度は公選法違反疑惑が浮上した。さらに、「女性登用」の象徴とされた世襲3大臣はいずれも政治資金の問題を抱えていた。そして、岸田首相、麻生副総裁、二階元幹事長、岸元防衛相など自民党大幹部の世襲にも怪しい動きが……。

◆長嶋茂雄 1年8か月ぶりの東京ドーム「勝つ、勝つ、勝~つ!」の感動秘話
昨年9月に脳内出血で緊急搬送されて以来、表舞台から遠のいていた長嶋氏が11月23日のファン感謝イベントに姿を見せた。関係者によれば医師らは退院や外出に難色を示していたとされるが、阿部慎之助・新監督は長嶋氏が監督最終年に抜擢した最後の秘蔵っ子だけに居ても立っても居られなかったのだろう。阿部巨人に託す長嶋氏の思いを追った。

◆4億円「国際ロマンス詐欺」被告が語った「手数料10%」と「主犯ガーナ人」
日本人男女65人が被害にあった国際ロマンス詐欺事件で逮捕・起訴された被告が、ノンフィクションライター・水谷竹秀氏に対して、拘置所での17回の面会と16通の手紙で詐欺グループの実態を明かした。拠点となったガーナで「サカワボーイ」と呼ばれる“恋人役”たちと日本人被害者のカネのやり取り、そこから被告にわたった手数料、さらにアメリカに逃亡した主犯格との関係など驚くべき証言が相次いだ。

◆「まさにこれから」だったSMFG社長を襲ったすい臓がんの「かすかな兆候」
急逝した三井住友FGの太田純・社長は65歳だった。巨大グループのトップとして、もちろん万全の健康管理、検査をしてきたはずなのに早期発見は叶わなかった。同社への取材では、11月中旬にはまだ業務執行できる体調だったというから最期の日々は劇的だったことがわかる。同じ病気で闘病中の映画プロデューサー・叶井俊太郎氏を支える妻の漫画家・倉田真由美氏の証言も含め、「暗黒の臓器」の異変を見逃さないための鉄則を探る。
本誌ではあわせて、養老孟司氏やその道の第一人者である医師たちの警告で「健康診断の嘘」を検証した。

◆<年忘れグラフ>大谷翔平と藤井聡太「圧巻の1年」をプレイバック
前人未到の偉業を達成した二人の若者の軌跡をカラーで振り返る。話題を集めた「大谷の犬」、羽生善治・九段との「新旧天才ツーショット」も。

◆年内の万全準備と節税「三種の神器」で納税を100万円「還元」させる!
前号で大反響を呼んだ「納税をぎりぎりまで減らす」テクニックの続編。来年始まる新NISA、そしてiDeCo、ふるさと納税を使い倒すことで“100万円減税”を目指すノウハウを発見した。

◆「10億円当せん」の準備はOK? 宝くじ長者だけが読める「非売本」を公開する
年末ジャンボが発売され、今年は23人の「10億円長者」が生まれる可能性がある。宝くじファンはご存じと思うが、1000万円以上の高額当せん者だけに渡される『「その日」から読む本』という冊子がある。幸運が不幸に変わらないよう、過去の当せん者の成功と失敗から教訓をまとめたものだ。非売品の同書を入手した。「当せん証明書の発行」「自分は自分だと心得よ」「何のためにお金を残すか」など、納得の金言が並ぶ。

※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!

関連記事

トピックス

初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
ピーター・ナバロ大統領上級顧問の動向にも注目が集まる(Getty Images)
トランプ関税の理論的支柱・ナバロ上級顧問 「中国は不公正な貿易で世界の製造業を支配、その背後にはウォール街」という“シンプルな陰謀論”で支持を集める
週刊ポスト
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン