2023年シーズン日本人初のホームラン王と2度目のMVPを獲得し、名実ともにメジャーの顔になった大谷翔平(29才)。シーズン終了後に全球団との移籍交渉が可能なFA権を取得したことで、複数の球団が争奪戦を繰り広げていたが、ドジャースと10年総額7億ドル(約1014億円)の超大型契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。
「一時は12月上旬にも交渉がまとまるとの報道もありましたが、大谷選手は候補チームのすべての本拠地に足を運び、施設見学や球団関係者らとの面談を経て決めたようです」(在米スポーツジャーナリスト)
来季の活躍が期待されるが、ちょっとした心配事もある。MVP受賞が決まった11月16日(日本時間17日)、大谷はアメリカのテレビ番組にリモート出演。ソファの上で彼の横に座る愛くるしい愛犬の存在に注目が集まる一方で、大谷自身の変貌ぶりも話題となった。
「爽やかな笑顔で喜びの言葉を口にしていましたが、全体的に丸くなっているようでした。あご回りには肉がつき、顔はパンパン。シーズン中に比べて太っているのが明らかで、急激にぽっちゃりした印象でした。
オフシーズンの大谷選手は、カロリーを気にせず、バランスだけを考えて好きなものを口にします。そのため、オフシーズンはどうしても太ってしまうのですが、いまは9月に受けた右肘手術のリハビリ中でもあります。まだハードなトレーニングができないことも影響して、例年より大きくなってしまったようです」(前出・在米スポーツジャーナリスト)
大谷はシーズンが終了した11月には日本に戻り、都内で自主トレを重ねるのが慣例になっている。2023年は契約交渉で帰国が先延ばしになっているが、オフシーズンのルーティンを取り戻すべく、今後、緊急帰国するとみられている。その傍らには、相棒の姿もあるはずだ。
「愛犬も一緒に帰国するのではないでしょうか。アメリカから犬を連れて帰国するには、愛犬へのマイクロチップの埋め込みや狂犬病の予防接種、到着予定空港の動物検疫所に40日前までに事前届出を提出するなど、さまざまな手順が必要です。帰国に煩雑な手続きがあったとしても、愛犬をアメリカで留守番させることは考えにくい。いまの大谷選手にとって、それだけ大きな存在に見えます」(前出・在米スポーツジャーナリスト)
大谷の愛犬はコーイケルホンディエという中型犬で、日本では年間150頭前後しか登録されない珍しい犬種。性格は大谷選手が小学1年生の頃から飼っていた、ゴールデンレトリバーに似ているという。
「大谷選手が現在の犬を飼い始めたのは、手術直後の10月頃といわれています。術後のリハビリに激痛が伴い、その痛みが2024年シーズンへの不安を増幅させていた時期でした。そんな大谷選手を癒して勇気づけたのが愛犬だったんです」(スポーツ紙記者)