12月11日発売の「週刊ポスト」は、いよいよ進退窮まってきた「パーティーメガネ」こと岸田首相の息の根を止めるスクープ号。パーティー券疑惑の中心となっている安倍派で「キックバックシステム」に深く関わったと見られる黒幕を直撃した。さらに首相と旧統一教会の関係については、教会問題を追及してきた鈴木エイト氏が告発する。そして、清濁併せ飲んだ田中角栄の「本当の聞く力」とは何だったのかを振り返る。ほか、大谷翔平の怪物伝説、石原真理子の告白、実家じまいのノウハウなど、スポーツ、芸能、実用の特集ももちろん充実です。
今週の見どころ読みどころ
◆<徹底追及>安倍派「裏金疑惑」最大のキーマンをスクープ直撃!
長期政権のなかで自民党最大派閥にのし上がった安倍派が、ついに解体の危機に陥った。パーティー券収入のキックバックはいつ誰が作り上げたシステムなのか。実は「人はいるけど金はない」という同派の弱みが背景にあり、しかも「裏金体質」は安倍氏自身が20年近く前にすでに編み出していたことが判明した。本誌は特捜部が最大のキーマンと目する金庫番を直撃した。さらに、政界を揺るがした前号スクープ「官房機密費の五輪流用」について、当時の関係者が新たに証言した。
◆<女性アナOG座談会>木村郁美×渡辺真理×吉川美代子「ニュースのTBSを語る」
かつては「報道のTBS」と呼ばれ、ニュースでは民放でも一目置かれる存在だったが、その伝統は守られているのか。ニュースキャスターとして活躍した3人の元局アナが忖度なしに語り合った。草分け的存在の吉川氏は、まだまだ女性が報道の現場で苦労した時代の逸話を明かし、その教え子を自任する渡辺氏は「アナドルブーム」を振り返った。木村氏はあの9.11テロの衝撃を語った。
◆大谷翔平を獲れ! メジャーの獲得レースは13年前に始まっていた
世界の野球界の視線を一身に浴びる大谷翔平は、実は高校入学直後からメジャー球団の注目の的だった。ライトを守っていた大谷の返球に驚いたドジャースのスカウト。日本の至宝を奪われてなるものかと「メジャーリポート」を用意した日本ハム。17年前のヤンキースの屈辱。そして同期に明かしていた「行きたい時に行くんだ」という大谷の男前発言。綿密な取材で天才の「引力」が改めて浮き彫りになった。
◆鈴木エイトが追及「岸田首相と旧統一教会『4者面談』は教会イベントの2日前だった」
証拠写真まで出てきたのに岸田首相は「旧統一教会との関係はない」と強弁を続けている。鈴木氏の取材で、「アメリカ元下院議長」を含め、面談した3人は2日後の教会の大規模イベントに出席、登壇していたことがわかった。そのイベントは総裁の韓鶴子氏も参加したもので、岸田会談が単なる表敬ではない疑いがますます深まった。
◆石原真理子が告白「山田太一さんが傷心のロスにくれた『ふぞろい』変更の手紙」
昭和・平成のテレビ史に輝く脚本家・山田太一氏が亡くなった。代表作『ふぞろいの林檎たち』で人気を博した石原は、不倫疑惑で追い込まれてロサンゼルスで生活していた時期に、シリーズからの降板も考えていたという。そんな時、山田氏から気持ちを揺さぶられる手紙が届いた――。
◆追及ジャーナリストが覚悟の告発「私は尹錫悦・韓国大統領にハメられた」
尹大統領が検察トップとして政治家の追及で名を馳せたことはよく知られているが、特に朴槿恵・前大統領の訴追については政治的な策謀ではなかったかと物議を醸してきた。朴氏の“事件”を取材し、検察のシナリオに異を唱えた韓国人ジャーナリストは、のちに自身が訴追されて今も法廷で闘争中だ。彼は自身の裁判の一方で、尹氏を相手取って損害賠償訴訟を起こし、闘う姿勢を崩さない。その告発によれば、韓国の隠された政治闘争と歪んだ司法は想像を絶するものだった。
◆ほくろデコルテ全開で攻めまくる森香澄が目指すは「新・あざと女王」!?
雑誌『anan』で手ブラショットやランジェリー姿を披露して話題騒然の元テレ東アナウンサーの森。これまで知られていなかったデコルテの「えちえちぼくろ」も注目され、いまや表紙を飾る写真誌がバカ売れするなど時の人だが、ここにきて全力攻勢に出ている狙いが見えてきた。これは本誌グラビアでのセクシー姿も目前か。
◆<没後30年>元秘書、弟子たちが明かす「いま田中角栄ありせば日本は」
政治が混乱すると必ず盛り上がる「田中角栄待望論」。岸田政権の体たらくを見て、直近の世論調査でも「もう一度、総理になってほしい政治家」の上位に田中氏の名が挙がっている。その実力と魅力とは? ジャーナリスト・田原総一朗氏は、田中総理がアメリカの虎の尾を踏んで追い詰められていった経緯を詳しく明かし、「日本列島改造論」に関わった元秘書の朝賀昭氏は、高等小学校出の田中氏がエリート官僚を使いこなした「本当の聞く力」を懐かしむ。最晩年の弟子であり、次期総理の最有力候補である石破茂氏は、「角栄の弟子たち」に共通する、しかし今の自民党に失われた政治姿勢を語った。
◆<ついに決定!>ビートたけしの「2023年ヒンシュク大賞」はまさかの……
年末恒例、世界のキタノが選ぶヒンシュク大賞は例年になく選考が難航した。なにせ強力な候補が目白押しで、さすがのたけしも「トンチンカンが多すぎて困るよ」とうれしい(?)悲鳴を上げた。岸田首相はもちろん有力候補だが、ビッグモーター親子、フレンチ不倫の広末涼子、エッフェル姉さん、ガーシー、日大アメフト部などそうそうたる顔ぶれだ。頭を抱えたたけしが選んだヒンシュク・オブ・ヒンシュクとは?
◆<年末年始がチャンス!>実家の「しまい方」完全マニュアル
10年後には日本の家屋の4分の1が空き家になると推計されている。その多くは相続されたまま放置されたものだ。さすがに行政も傍観することができず、処分を推進するための規制強化に乗り出している。では、どうすればいいのか? 固定資産税、取り壊し、転売、遺品整理、親族の問題など、そのノウハウを全方位からまとめた。
◆70万人調査で判明した「60代男性なら血圧165までは健康」の驚愕データ
前号では「健康診断は嘘をつく」と題して、日本の“健康基準”が信用ならないことを明らかにした。健康かどうかに個人差が大きいことはもちろんだが、それ以前に日本の基準値は製薬会社や医者の都合で恣意的に決められている疑いが強いことが問題だ。例えば血圧に関しては、年齢や性別に関係なく「130以上はダメ」という乱暴な数値がまかり通っているが、それに疑問を呈する専門家の調査により、驚くべき真実が明らかになっている。血糖値やコレステロール値、BMIなども含めて大規模疫学調査の衝撃データを公開する。
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