スポーツ

【賛否】大谷翔平の史上最高契約金に「回収できるわけない」「彼はお金を生み出す工場」「日本のMJ」世界の本当の反応

ドジャースと10年総額約1014億円の大型契約が決まった大谷翔平(時事通信フォト)

ドジャースと10年総額約1014億円の大型契約が決まった大谷翔平(時事通信フォト)

 大谷翔平(29才)が現地時間9日(日本時間10日)、10年総額7億ドル(約1014億円)というMLB史上最高額でドジャースと契約することを発表した。

 これは、アメリカンフットボールNFLチーフスのパトリック・マホームズの10年5億300万ドル(約729億円)を超える北米プロスポーツ史上最高額。また、年俸換算では及ばないが、世界のスポーツ史上最高額サッカー・アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがかつてバルセロナと結んだ4年5億5500万ユーロ(約860億円)も突破。野球が盛んではない英国の大衆紙『ミラー』の電子版でも「MLBスターが、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドを超える」と報じた。

 まさに地球全体を驚かすメガ・ディール(巨額契約)となった。

 ただ、事前の予想は5~6億ドル。しかも、右ひじを手術して、来シーズンは投手ができないだけに、米国では称賛と驚きの声とともに、一部からは“疑問”の声も上がっている。

 米ポッド・キャスト番組『Talkin Halos』の司会ジャレット・ティムズ氏は「DHだけの選手に年俸7000万ドル(約101億円)だぞ」と異論を唱え、スポーツコメンテーターのクリス・ルッソ氏は「大谷に6億ドルを払うヤツは頭の検査を受けろ」と手厳しい。サッカーなどに比べてマイナーなスポーツ、しかも、アジア人であることも関係あるのだろう。一部では「回収できるわけない」という論調もあるようだ。

 しかし、間近で大谷フィーバーを見てきた人ほど「その契約金は高くはない」と主張する。『The Athletic』のエンゼルス担当サム・ブラム記者は「6、7年の広告費だけで元は取れる。彼は“お金を生み出す工場”。大谷は日本人にとってマイケル・ジョーダンのような存在」と語っている。同じくエンゼルスの地元スポーツ局『Bally Sports West』の実況ウェイン・ランダッソ氏も「彼を取り巻くビジネスを理解するには、実際にその影響力を目にしないと無理なだけ。7億ドルでも安すぎると感じている」と言い切った。

関連キーワード

関連記事

トピックス

幕内優勝力士に贈られる福島県知事賞で米1トンが
「令和のコメ不足」の最中でも“優勝したら米1トン”! 大相撲優勝力士に贈られる副賞のコメが消費される驚異のスピード
NEWSポストセブン
愛子さま
愛子さま、日赤への“出社”にこだわる背景に“悠仁さまへの配慮” 「将来の天皇」をめぐって不必要に比較されることを避けたい意向か
女性セブン
「学園祭の女王」の異名を取った田中美奈子(写真/ロケットパンチ)
田中美奈子が語る“学園祭の女王”時代 東大生の印象について「コミュニケーションスキルが高く、キラキラ輝いていた」
週刊ポスト
羽生結弦(時事通信フォト)の元妻・末延麻裕子さん(Facebookより)
【“なかった”ことに】羽生結弦の元妻「消された出会いのきっかけ」に込めた覚悟
NEWSポストセブン
目覚ましテレビの人気コーナー「きょうのわんこ」(HPより)
『めざましテレビ』名物コーナー「きょうのわんこ」出演犬が“撮影後に謎の急死”のSNS投稿が拡散 疑問の声や誹謗中傷が飛び交う事態に
女性セブン
シャトレーゼのケーキを提供している疑惑のカフェ(シャトレーゼHPより)
【無許可でケーキを提供か】疑惑の京都人気観光地のカフェ、中国人系オーナーが運営か シャトレーゼ側は「弊社のブランドを著しく傷つける」とコメント 内偵調査経て「弊社の製品で間違いない」
NEWSポストセブン
神田正輝の卒業までに中丸の復帰は間に合うのか(右・Instagramより)
《神田正輝『旅サラダ』残り2週間》謹慎中のKAT-TUN中丸雄一、番組復帰の予定なしで「卒業回出演ピンチ」レギュラー降板の危機も
NEWSポストセブン
小泉進次郎氏・滝川クリステル夫妻の出産祝いが永田町で話題
小泉進次郎夫妻のベテラン議員への“出産祝い”が永田町で話題 中身は「長男が着ていたとみられるベビー服や使用感のあるよだれかけ」、フランス流のエコな発想か
女性セブン
稽古は2部制。午前中は器具を使って敏捷性などを鍛える瞬発系トレーニングを行なう。将来的には専任コーチをつけたいという
元関脇・嘉風の中村親方、角界の慣習にとらわれない部屋運営と指導法 笑い声が飛び交う稽古は週休2日制「親方の威厳で縛らず、信頼で縛りたい」
週刊ポスト
柏木由紀と交際中のすがちゃん最高No. 1
《柏木由紀の熱愛相手》「小学生から父親のナンパアシスト」すがちゃん最高No.1“チャラ男の壮絶すぎる半生”
NEWSポストセブン
今年8月で分裂抗争10年目を迎える。写真は六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
「宅配業者を装って射殺」六代目山口組弘道会が池田組に銃口を向けた背景 「ラーメン組長」射殺事件の復讐か
NEWSポストセブン
小泉進次郎元環境相と妻の滝川クリステルさん(時事通信フォト)
滝川クリステルの旧習にとらわれない姿勢 選挙区の横須賀では「一度も顔を見せないのはどうか」の声、小泉進次郎氏は「それぞれの人間性を大事にしていきたい」
女性セブン