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石田ゆり子「芸歴35年で朝ドラデビュー」の本気度 過去にはヒロインオーディションに何度も落選

母親役で共演する石田(右)と伊藤(左)

母親役で共演する石田(右)と伊藤(左)

 2024年4月スタートの連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)は、昭和初期に誕生した日本初の女性弁護士たちの奮闘を描いた物語だ。ヒロインを伊藤沙莉(29才)が務め、伊藤の母親を石田ゆり子(54才)が演じる。2023年9月末に、ほかの出演者に先立って伊藤がクランクイン。石田の撮影もすでにスタートしているが、石田は高い緊張感をもって臨んでいるという。

「最近の朝ドラは、“母親役”が物語序盤のキーマンになることが多くあります。主人公の人生の方向性を決定づける活を入れることもあれば、病に伏して死に別れたりもする。いずれにしても高い演技力が求められるので、経験豊富な石田さんでも、プレッシャーを感じるところがあるのでしょう」(芸能関係者)

 1988年にデビューし、芸歴35年を数える石田だが、意外なことに今回が“朝ドラデビュー”だ。

「妹の石田ひかりさん(51才)は、1992年の『ひらり』で朝ドラヒロインを務めましたが、それに遅れること32年での初・朝ドラです。実はゆり子さんは、過去に朝ドラヒロインのオーディションに何度も落選し、苦汁をなめています。“自分は朝ドラには縁がない”とも思っていたようで、母親役とはいえ、やっと出られることに感慨深いものがあるようです」(別の芸能関係者)

 だからだろうか、石田からは撮影への本気度が伝わってくる。

「石田さんは、2023年2月に自身のSNSで、体調不良を理由に病院に駆け込んだことを報告しました。8月にも猛暑の影響で体調を崩し、SNSの更新が1か月以上ストップ。50代中盤を迎え、続けざまに不調に陥ったこともあり、体調管理に細心の注意を払っているようです。普段からあまり飲み歩いたりする人ではありませんが、いまは撮影と自宅を往復するだけの生活のようです」(ドラマスタッフ)

 過去にはテレビ番組で「自律神経が……ついていけない」と、更年期特有の悩みを打ち明けたこともあった。朝ドラの放送期間はちょうど半年間。撮影は1年弱続く長丁場だ。

「石田さん自身が全編出演するわけではありませんが、撮影の序盤で自分がまた体調を崩したりすれば、あとあとのスケジュールに影響を及ぼしかねませんからね。ベテランの石田さんならではの配慮と覚悟なのでしょう」(前出・ドラマスタッフ)

 これまでに数々の名演技を見せてきた石田は、朝ドラの初舞台でどんな表情を披露するのか。

※女性セブン2024年1月1日号

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