タイトなスエットパンツに、白いタートルニット、薄いジャケットを羽織ったリラックススタイルが均整のとれたプロポーションを引き立てる。髪をざっくりと1つにまとめたことで、より引き立つその小顔には華やかな笑顔が浮かび、周囲まで明るく照らす。さすがは、いま絶好調の人気俳優だ。
すっかり日が落ちた東京・外苑の聖徳記念絵画館から、ディズニーアニメ映画『ウィッシュ』のイベントを終えて出てきたのは生田絵梨花(26才)だ。コーヒーとスマホを手に、周囲のスタッフやファンに笑顔で会釈をすると、送迎の車に颯爽と乗り込み、夜の街に消えた。
イベントに訪れていた芸能関係者が話す。
「イベントでは、ロングヘアを三つ編みにし、細かい飾りが美しいライトパープルのドレス姿で、米国から来日したクリス・バック監督らと流ちょうな英語でトークショーを盛り上げました。才色兼備とは、まさに彼女にこそふさわしい言葉でしょう」
生田は、乃木坂46の1期生で、2021年末に同グループを卒業した。乃木坂46時代から歌唱力を高く評価され、舞台『ロミオ&ジュリエット』(2017・2019年)や『レ・ミゼラブル』(2021年)でヒロイン役を歴任し、いまや「令和のミュージカル界のヒロイン」とまで呼ばれている。そんな彼女にとって、今作は念願の作品だ。
「ディズニー創立100周年の記念作の今作で、生田さんは主人公アーシャの吹き替え役をオーディションで勝ち取りました。歌も踊りも実力は本物で、一発勝負の舞台で場数を踏んできただけある。『生田にはディズニープリンセスの役を任されるだけの力があった。今回も当然の結果だ』と関係者も納得のキャスティングでした」(前出・芸能関係者)
生田はドイツ生まれ。幼少期からバレエやピアノなどを習い、ピアノは音大に合格するほどの腕前で、育ちの良さからグループきっての「お嬢様」だと言われた。