スポーツ

米在住スポーツライターが予測する2024年の大谷翔平 チャンピオンリング獲得に期待、私生活ではサプライズなく野球一筋か

大谷翔平

大谷翔平の私生活は来年もサプライズ無しか(写真/AP/AFLO)

 世界を驚かせた大谷翔平の巨額契約。総額7億ドルはプロスポーツ史上最高とも言われているが、大谷にとって2024年はどんな年になるのか。スポーツライター、小説家の梅田香子さんはが予測する。

 * * *

 総額1015億円──プロスポーツ史上最高額をたたき出した大谷翔平選手のドジャース入りは“電撃移籍”とも報じられ、大騒ぎになりましたが、実は“初志貫徹”の向きが強い。

 というのも大谷はもともと、2012年の日本のプロ野球ドラフト会議前、ドジャース入りを志望していたんです。実際、当時球団側と面談も行っており、日ハムの栗山英樹監督が熱心に誘わなかったら、ドジャースのマイナーリーグと契約寸前のところまで話が進んでいました。

 もしあのとき、日本の高校球児がアメリカのマイナーリーグで選手としてのキャリアをスタートさせていたとしたら、いまのような鍛え上げられた肉体も、のびやかなプレースタイルも手に入れることができたかはわかりません。日ハム、そしてエンゼルスでの経験を持ついまだからこそ、選手としての実力や経験も、英語でのコミュニケーション力も、この時期でのドジャースへの移籍はまさにベストタイミングでしょう。

 さらに活躍を期待できるのは、ドジャースの監督であるデーブ・ロバーツ氏の存在です。彼は実は日本生まれで、かつて野茂英雄とチームメートでもあった、日本への親しみが深い人物。きっとロバーツ氏のもとでプレーすることで、いいケミストリーが生まれるのではないでしょうか。

 また、来季はひじの手術明けのため、しばらくは投手としての登板はせず、打撃に専念することとなります。だから敬遠も少なくなり、打ちまくった結果、自己新記録更新の可能性も大いにある。

 大谷は本拠地となるドジャースタジアムとも相性がよく、これまで15試合で28打数10安打、打率3割5分7厘、1本塁打といい成績を残しています。移籍した初めての年にポストシーズンを制し、ワールドシリーズ優勝のチャンピオンリングを手に入れるといううれしいサプライズもあるかもしれませんね。

関連キーワード

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン