12月18日に最終回を迎えたフジテレビ月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』。
月9初となる二宮和也(40)、中谷美紀(47)、大沢たかお(55)のトリプル主演に加えて、脇を固めるのが江口洋介(55)や佐藤浩市(63)という主役級をそろえた超豪華キャストに、放送スタート前から話題を呼んでいた。
ドラマでは神奈川県横浜市のクリスマスイブを舞台として、二宮が記憶をなくした逃亡犯を演じる「逃亡犯編」、中谷が地方局・横浜テレビで崖っぷちに追い込まれている報道キャスターを演じる「地方テレビ局編」、大沢が腕はたしかなものの頑固なシェフ役としてクリスマスディナーの準備に追われる「レストラン編」と、異なる3編が同時進行するというものだった。テレビ局関係者が言う。
「視聴率こそ最終回で5.6%とふるわなかったものの、放送後のX(旧ツイッター)には『すべてがハッピーエンドだった』『クリスマスの奇跡……』『泣いた』と本作を絶賛する投稿が見られました」
本誌・週刊ポストはそんな豪華キャストが集うロケ現場を目撃していた。10月半ばの13時頃、横浜市内の裏路地でスタッフ50人ほどが撮影する大規模なロケ隊を発見。中心には警視庁組対部管理官を演じる江口の姿があり、どうやら同作の「逃亡犯編」の撮影のようだった。居合わせた男性が当時の様子をこう語る。
「江口さんは薄い色のサングラスにカーキのロングコートという姿で、コインパーキングから足を引きずって路地裏に出てくるというシーンを撮っていました。その日は平日の昼下がりということもあり、ロケとは関係のない通行人もいたのですが、江口さんが現われるとパッと空気が変わり、『江口洋介だ……』とざわめきとため息が広がって、皆、そのオーラに釘付けとなっていました」