《この度、私たち夫婦は、パートナーシップの形を変え、夫婦としてはそれぞれの道を歩んで行くこととしました》──2023年12月25日、連名で離婚したことを報告した女優の黒木メイサ(35)と元KAT-TUNの赤西仁(39)。2人は2012年2月に結婚し、同年9月に第1子となる長女を授かり、2017年に第2子となる長男を出産。電撃結婚から12年で夫婦生活にピリオドを打った。
黒木の初出産の際、「とてもうれしい」と語っていたのが、同じ1988年生まれで同じ事務所に所属していた親友の堀北真希(35)だった。15歳で寮生活を送り、双方をリスペクトしていた2人は、結婚を機にそれぞれの道に進んだ──。
沖縄出身の黒木は10歳のときに、ダンスのインストラクターに憧れて沖縄アクターズスクールに入学。スカウトをきっかけに、中学卒業時に芸能界入りを決意し、15歳で上京した。所属事務所が用意した寮にいたのが、中学2年生の時に部活帰りのジャージ姿でスカウトされた堀北だった。
「四姉妹の末っ子の黒木さんはサバサバした性格でした。一方の堀北さんは三姉妹の長女で、勉強が得意で中学では生徒会の副会長も務めていました。2人の性格は対照的ですが、同い年であること、スカウトされて芸能界入りした共通点もあり、仕事のことを相談できる関係になりました。出会ってから1年で“メイサ”“真希”と呼び合うほどで、若い頃はよくカラオケや食事に行ったりしていました」(芸能プロ関係者)
黒木も2004年にファッション誌『JJ』(光文社)でモデルとして活動。演出家・つかこうへいの元で修業を積み、女優として舞台、ドラマ、映画に出演し、2008年には歌手デビューも果たした。一方、堀北は2005年にドラマ『電車男』(フジテレビ系)に出演し、同年に『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)でヒロインを演じて大ブレイク。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』では日本アカデミー賞新人賞を受賞し、国民的女優となった。
「黒木、堀北ともにNHKの大河ドラマに出演するなど、20代半ばで日本を代表する女優に成長して事務所を背負う大黒柱的な存在でした。多忙な日々を送る2人は連絡を取り合う機会も減り、一時期はマネージャーを通して双方の動向を知るくらいの距離感だったそうです」(同前)